押し入れから出て来たストラトその5 |
オークションで手に入れた、'77年頃のアリアプロのストラトのピックアップ。気になりますねぇ。早いところ、音を確認したいところであります。前に入手しておいた、S-S-S のピックガードに取り付けて、音だししてみましょう!
ところがやはり、Kitaro Special でも体験した様に・・
ピックガードの穴に、ピックアップが入りません。しょうがない、Kitaro Special の時と同様、削って穴を広げようかと思いましたが・・・
うぬ、Kitaro Special のピックが−どよりも、こちらはさらに幅が狭いようでして、入るところまで穴を広げると、取り付け穴まで達してしまうようであります。うーん困った。(T_T)。しょうがないですねぇ。元々付いていた、S-S-H のピックガードを使用しましょう。
ちなみに・・・
この2枚のピックガードを重ねてみますと、センターのピックアップの位置がかなり違います。S-S-H の方が、センターがかなりネックよりの位置になっているようです。
なるほど、それでボディーの方の、センターのピックアップ部分、シングルなのにザグリを広げてあったのですね。
さてさて、元のピックガードには、すんなり取り付け完了!
アッセンブリーも・・・・
丸加スペシャルで、配線完了!早速試奏でございます。
やばいです!やばいです!あの音がしてます!'77年アリアは、やはりこの音なのか?!
Kitaro Special リア、クリーン 今回ゲットした77年製、リアクリーンこれが3発も並んでしまいましたよ!
リアを歪ませると・・・ センターは・・・ フロントも・・・・なんと暴れん坊なピックアップでしょう。聞きようによっては、「安っぽい」という表現をする人もいるかもしれませんが、この荒々しさは、最近のギターにはないものですねぇ。
先日のブルースナイトのオールマンブラザーズのステージで、Kitaro Special がデビューいたしまして、それはそれは素晴らしい音で、一番荒くれ者の音を出していたのですが、これが3発はかなりヤバいです。Kさ〜ん、どうしますぅ?
と、ピックアップは満足でありますが、このギターの問題点はネックであります。まず、ソリはやや順ぞりなのですが、トラスロッドは固くてまわせない状態です。そして1弦の位置が・・・
低フレット側は、まずまずなのですが
5フレットあたりから、12フレットあたりまでが、ぎりぎりの位置で、このあたりを弾いてると弦落ちします。ところが・・
15フレット以上の高音域側では、また大丈夫なのですねぇ。どういうこと?ネックが横方向でS字状になってる?そんなバカな!初期不良?・・・わかりませんが、現状そうなっています。
で、Kさんに指摘されて気がついたのですが、
ボディーとの合わせ目を見てみると、上の様にネックがちょっと傾いて付いてる様に見えます。しかし、1弦側をもっと内側に寄せるためには、さらにこれよりも傾けてやる必要があります。で・・・
上の様にスペーサーをかませて、さらに傾けてむりやり取り付けてみました。結果は・・・
上は低フレット側
上は高フレット側
上は問題の真ん中あたりですが、なんぼか、良くなったかな?でも、もう一息って所ですよねぇ。
で、次なる対策は、ブリッジの交換です。
今付いているブリッジ、外して計測してみると、取り付け穴の両端は、54.5mmくらい。
弦間の両端も同じく54.5mm。という事は、弦間ピッチは、10.9mm って所ですね。そこで、ミディアムスケールのストラト用に手に入れておいた、ブリッジを載せてみる事にしました。
このブリッジは弦間ピッチが、10.5mm のものです。当然ネジ穴などは合わないのですが、もしピッチの狭いブリッジを付けたらどうなるか?という検証です。
6弦側の穴を基準にしておいて、とりあえず1弦と6弦だけ張ってみると・・・
問題の中域フレットの状態は、上の通り。弦を張ってるうちに6弦側のポイントがちょっと内側にずれちゃいましたが、これくらいなら何とかなりそうな気配・・・。
さあ、それじゃコイツ用の弦間ピッチの狭いブリッジを探す旅へと出かけましょう!
そしてもう一つ、このストラトの制作目的に、課題を課しますl。それは・・・
ハードなアーミングでもチューニングの狂わないストラトを目指す!
のであります。そのためのパーツも実は少しずつ入手済みだったりします。もちろんフロイドローズは使いませんよぉ〜。さあ〜、いったいどんなストラトになりますか?乞うご期待!
2005.11.14