押し入れから出て来たストラトその4 |
さて、いよいよ"Kitaro Special"の完成篇であります。この'80 のアリア、とにかくネックの状態が奇跡的に良いです。25年前のものとは思えない、ヘッドロゴもピカピカだし、フレットの減りもないし、塗装のはげ、変色もほとんどありません。
そして、Mちゃんが塗装を落としたボディーが、ご覧の通り!
ボディはまぁ、打痕や傷などはあるのですが、塗装&木目は非常に美しいです。恐るべし「マツモク」
そして、ピックガードの裏には、以下の様にサインを入れました。
Kさんもなかなか気に入ってくれた様子で、ほっといたしました。メインギターで使ってくれるかどうかはわかりませんが、こんな音の出るストラトは、現在は手に入りませんので、Kitaro サウンドの一翼を担っていただければ、と思っておりまする。m(__)m
しかし、あの真っ黒のボディーが、こんな風によみがえるとは、オークションに出品した方は、今頃「しまったぁ〜」と、思ってるかもしれませんねぇ。でも、このギターの肝は、なんといっても'77 アリアのピックアップであります。このピックアップに魅せられてしまった私とKさんの思いで、出来上がったギターであります。
さあ、早速音を聞いていただきましょう!
Playing by Kitaroあー、ジャパンビンテージは、ホントにあったんですねぇ。ボディーやネックに問題がなければ、'77年アリアプロIIストラトも、単体ですばらしかったのでしょうが、'80年製のボディー&ネックの材の良さも加わって、世界に1本のジャパンビンテージ「Kitaro Special」が完成いたしました。
いや〜、めでたしめでたし
さて、めでたしめでたしではあるのですが、これで終わらないのが、ヲタクな私。(^_^;)
'77年のアリアのマツモク製ストラトのピックアップは、みんなこの音がするのか?それともコイツは、たまたまアタリだったのか?気になりますよねぇ〜。そもそも、'77年マツモクの刻印が入ったギターに付いてはいたのですが、はたしてオリジナルかどうかの保証はありません。そのギター、フロントに断線はしていたものの、あきらかに違う作りのピックアップが取り付けてありましたしねぇ〜。そっちの方が、オリジナルの可能性もあります。む〜。
そんなか、毎度のオークションウォッチをしておりますと「'77年頃のアリアのストラトのピックアップ、3個セット」というのを見つけてしまいました。(^_^;)
こりゃ、手に入れるしかないですわなぁ。で、ブツが届きました。
外見は似ている・・って、ストラトのピックアップなんてたいてい同じですからねぇ。ただ、外見で明らかに違うところが1カ所。
ピックアップから出ているリード線ですが、"Kitaro Special"に付けたものは、単線でそれも針金状1本線のものが出ていたのですが、新たに入手したこれは、シールド線になっています。ん〜、オークションの説明では「'77頃の・・」と"頃"という表現でしたからねぇ。ちょっとイヤな予感もいたします。さてさて、この新たに手に入れたピックアップ、どんな音がするのか!?
さらに、'77年ストラト、1弦の弦落ちですが、弦間ピッチの狭いブリッジに変更すれば使えるかも?という裏技も企んでいたりします。2本目のジャパンビンテージが再生するか?次回更新を待たれたし!
2005.11.09