押し入れから出て来たストラトその6 |
さて、ピックガードの続きです。
ドリルで空けた穴の間を、上の様にニッパーで切ってゆきます。
はい、無事切り抜きできました。この後はヤスリで削って、形を整えてゆきますが、一番の難関は、セレクタースイッチの溝であります。
完全手作業ですので、ちゃんと直線でスリット状の穴は、なかなかきれいには行かないんですよねぇ。
細いヤスリで、なんとかがんばって・・・・
なんとか上の様になりました。あんまり近くで見ないでねぇ〜(^_^;)
さてさて、ネジ穴は、太いドリルで上っ面を削って、ネジ頭が収まる様にします。ただこのアルミ、1.5mmと薄いので、あんまり深くは空けられませんねぇ。
ボリューム&トーンのポッド用の大きい穴は、ドリルで小さいのを空けた後、下のリーマーという工具で、穴を広げてゆき、仕上げます。
少しずつ、ねじ込んで穴を広げます。
あとは、切り口をサンドペーパーで仕上げ、周囲のふちを面取りします。
へへ、ネジ穴の処理と面取りをすると、けっこういい仕上がりっぽく見えるでしょ?(^^ゞ
しかし、このアルミという素材、けっこう柔らかいものでして、力を入れれば爪などでも傷がつけられちゃいます。作業中もヤスリを引っ掛けたりして、既にギズがいっぱいです。ギターに取り付けた後も、ピックキズが大きく付く事が予想されまする。(^_^;)
そこで・・・・・!
全体にサンドペーパーをかけてしまいました。どうせ傷だらけになるなら最初に傷をつけちまおう!という訳です。つや消しみたいな仕上がりになるかなぁ〜?と思ったら、乱反射がいい感じに輝いていまして、"銀"見たいなし上がりになりました。ん〜けっこうカッコいいかも!(^○^)
それじゃ、丸加スペシャルのアッセンブリーと、例のお宝ピックアップを取り付けまして・・
ボディにかるく載っけてみますと、上の様に、なかなかサイバーメタル?なルックスになってきましたねぇ。実は、下のようなものをオークションで発見してしまいまして、入札していたのですが・・・・
ね、これでオールアルミな感じだと、かっちょええだろうなぁ〜、と思っていたのですが、上のピックアップカバーは、4,050 円、下のノブは 3,300 円 という高値が付いてしまい、入手を断念してしまいました。今付いてるピックアップカバーは白ですが、なにかちょっとメタリックな塗装をしちゃおうかなぁ〜・・などと企んでおります。
さて、お次ぎは、無駄なボディーザグリの穴埋めへと参りましょう。
使うのは、上のエポキシのパテです。これに木屑を練り込んでかさを増やして、ザグリを埋めてゆきます。で、まずは木屑の生産・・?(^_^;)
その辺に転がっていた、角材をドリルで削って、木屑を作りました。
これをパテに練り込んでやります。エポキシは主材に硬化剤を混ぜる事で固まる、2液混合型なので、揮発性の溶剤を使ったものと違って、固まっても肉痩せしません。それに、固まった後は削ったり、穴を空けたり、色を塗ったりと、加工が楽にできるので、ギターの穴埋めにとってもらくちんです。
プロのリペアだとちゃんと木材を加工して埋めたりするんでしょうけど、シロウトにはそんな技術はありませんので、エポキシ様々であります。ほとんど粘土をいじってるような感覚ですので、簡単に上の様に埋めてゆきます。
なんとか上の様に、ザグられていた部分を埋めました。さらにコントロール系も1Vol.1Tone の予定ですので、アッセンブリーキャビティの無駄な部分もできるだけ埋めてしまいました。結局エポキシのパテは2セット使ってしまいました。
さあ、だいぶ先が見えてきましたよぉ〜。ロック式のペグも無事落札でき、到着を待っているところであります。次回はいよいよ、ブリッジとナットの位置決めという、一番神経を使う作業になります。上手く行くといいんだけど・・・・・(^_^;)
2005.11.30