ジャンクな Ibanez Roadstar II 丸加スペシャルか? |
アイバニーズのロードスター2、黒いのと赤いのと、2本持っていたのですが、パーツ類無しのボディーが 1,000円だったので、思わず買ってしまいました。
ついているパーツは、ペグ、ロックナットの台座、ブリッジのスタッド、バックパネル、ネックジョイントプレート&ネジ、でありました。既に持っていた2本は、赤い方はピックアップをアクティブ化したりしましたが、ギターとしての完成度は高いため、色塗ったりフレット替えたりとか、下手にいじるのはもったいなかったのですが、こういうジャンクだと思いっきりいじれますねぇ。GRECO GO 700 を弾いていて、やっぱりフルサイズ2ハムのしっかりしたギターってのもいいよなぁ〜、と思っていた所でしたので、コイツをベースに新たな丸加スペシャルに仕上げてみようかなぁ〜、と、野望に燃えております。(^_^;)。
まずジャンク具合の状態ですが・・・・
指板にクリアの塗装が吹かれています。メイブルの様な固い指板の質感が欲しかったのかな?でもこれはちょっとねぇ。シンナーで拭いただけでは、ローズなので凹みに塗装が残るでしょうから、フレットを抜いて軽くペーパーがけかな?と言う事は当然フレット打ち直しですねぇ〜(^O^)/。現状でもフレットの減りはあまり無いのですが、この際ですからもっとジャンボなフレットにしちゃいましょう!
ボディーはブラックではなく、エッジにメタリックなレッドが入った塗装でした。これはこれで良いけど・・・・。
なぜか表面に黒をあとから塗装したあとがあります。剥がしてみないとわからないけど、剥げた所を修正したのかな?まぁ、こうなっている以上、塗装もやりまっせ〜!(^O^)/。赤もそろそろ飽きて来たけど・・・、でもやっぱり赤系だろうなぁ?今回はどういう塗装にチャレンジしましょうかねぇ。
前の2本のロードスターは、ネックジョイントプレートにシリアルの刻印がありましたが、コイツはヘッドの裏にシールがはってありました。"F" はフジゲンでしょうか?"7" から始まってるから、'87年製かな?
裏のスプリングキャビティ内には、例の2連式アーミングアジャスター、"BACK STOP" が付いていたと思われるへこみとネジ穴がありますねぇ。
さて、仮パーツを取り付けて弦を張って、ネックの状態等、確かめてみましょうか!
ピックアップは、いずれ2ハムの時に・・・と大事にとっておいた、YAMAHA の SFX についていた、と言う事で入手した、おそらくパワーゲリラ!。そのあまりのハイパワーと重低音は、ピックアップ聞き比べ大会の時に惚れ込んでおりました。片側が取り付けネジが2本、ってところも、この Roadstar 2 と同じなので、ピックアップのキャビティもそのままで行けるはず・・・・。
と思ったら上手く入らない・・・。ピックアップの厚みは元のロードスターのピックアップと変わりなかったのですが、ネジが長くてつっかえておりました。まぁ、あとでネジは切断すれば大丈夫だろうけど、とりあえず代替のネジ(銀とか金とか入り交じり)で取り付けました。
ブリッジは、本物 Floyd Rose made in Germany を付けてみました。
ネックはやや順ぞり、くらいでしたが、トラスロッドは余裕で回りましたので、軽く調整。とりあえず問題ない感じにまっすぐになりました。
弾き心地はやはり Roadstar 2 そのままで、なかなかよろしいですねぇ。しかし、もう一つ試してみたい事が・・・・
GRECO GO II 750 のノイズ対策の時に試してみた、TUNE製「ノイズキャンセラーサーキット」!パッシブのピックアップでもコイツを通すと EMG の様な高域がパリンとした音になる事を確認しておりました。
パワーゲリラの重低音をそのままに、もう少し高域の抜けを良く出来ないかな?と、試してみました。GO 2 の時にも試してみた事ですが、ピックアップから直にこの回路に入れた時と、通常の 500kΩのサーキを通したあとの最終段にこの回路を入れた時を聴き比べてみました。
ノーマル パッシブ
太い音ですねぇ。いつものプリアンプセッティングだと歪んでしまうのでゲインを下げたのですが、でも録音時にちょっと割れちゃってますね。けっして高域が出てない訳ではないのですが、低音弦側の出力がとても大きいため、高音減側がちょっと引っ込んで聞こえる。また特にフロントはもうちょっとアタックがパリンと出て欲しいか?。でもまぁ、歪ませちゃえば粒もそろうし、ブライトさも出るのですが、歪ませる前にもうちょっとハーモニクスを拾っても良いかなぁ〜?という印象もあります。 ピックアップからダイレクトにプリアンプへ ん〜、こうなっちゃうと、まったく別物のピックアップになっちゃいますねぇ。ここまでこのピックアップの個性がなくなっちゃうと、コイツを使う意味が無いですねぇ。やっぱりアクティブかは無理か?500kΩのサーキットの最終段にプリンプを あ〜、このくらいならまぁまぁ、もうちょっと太くても良いけど、フロントの感じ等はとても良いですねぇ。これでいきせう! ※この後、トーン回路も付けたため、最終的にはこれよりももう少しハイが落ちてる音になりました。ポッドを250kΩにしてやるって手もありそうです。
そして、アクティブのギターだったらこうしたいようなぁ〜と思っていた事が一つ・・・。
LED を付けました。電池残量の確認になるかどうかはわかりませんが、アクティブのギターでシールドを差しっぱなしで放置しちゃったりする事が良くあるので、そういう意味でも「今電源がはいっていますよ〜」と、ギターが主張して欲しいと、以前から思っていたんですよね。
そしてさらに、トーンのポッドはスイッチ付きのものにして、トーンを引っ張るとプリンアンプをバイパスして通常のパッシブの音に切り替わるようにしました。もちろん LED もそれに連動して点灯します。(ただ回路をバイパスしても電池はシールドが刺さっている限りはつながってる状態であります(^_^;))
ん〜、これで電気系統はばっちりですねぇ。あとは塗装と、フレット打ち直しと・・・・ボディは削る?丸加スペシャル4号機のように疑似アーチドトップも良いよねぇ。でもまぁ、塗装を剥がしてみて、削るにはもったいない材だったら、そのままかなぁ〜?完成は来年春くらいをメドに、ゆっくりやりたいと思っております〜!
2010.10.26