シースルーレッドですよ!Roadstar2です!

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 前のロードスター、かなり気に入りまして、オークションを"ロードスター"で検索する日々が・・・(^_^;)

 そしたら、こんなのがあってしまいました。シースルーレッドにバインディング入り!パーツは黒だけど・・、しかもお値段なんと 8,000円!まぁ、傷やペンキ汚れなどが多かったためこの値段で落とせた訳ですが、いや〜、こんな良いものが送料入れても1万円以内で買えてしまうなんて・・・・。おじさんは嬉しい!(>_<)。

 しかも届いてから分かった、トラ杢!!

 シリアルナンバーは、前の黒と同じ86で始まっているので、同じ86年製と思われます。使われているパーツも、色がブラックなだけでほとんど同じ。

 ブリッジには下の様な"BACK STOP"のシール・・

 そうです!裏を開ければ例の2連式アーミングアジャスターがついております。

 ま、やっぱり目一杯引っ込めちゃうんですけどね。(^_^;)

 状態は傷多数、それにペンキ汚れが多数あります。

 コントロールノブの回りには、銀?と青の塗料が・・塗装が剥げてそれを隠したのか?とはじめは思いましたが・・・

 爪でこすってやると、ぽろぽろと剥がれます。

 これはすんなり奇麗になりました。さらにエスカッションの回りにも

 銀色の塗料の跡・・・これもすんなり取れました。あと目立つのは・・・

 エルボーの所の傷ですねぇ。完全にバインディングまで欠けて、その上からこれまた銀と青のペンキ・・。ここはかなり厄介かも(^_^;)

 そしてストラップピンも・・・

 おそらくもとの穴がバカになって、近くに開け直して付け替えたんでしょうねぇ。今回は穴の埋め戻し作業にも挑戦しなければならないようです。

 その他傷は・・・

 とまぁ、かなり使い込まれたようで、となると気になるのは、ネックやフレットの状態ですねぇ。楽器として成り立たなくては、宝の持ち腐れですから。

 で、まずは弦の通り道のクリーニングです。弦をちゃんと張ってみない事には分からないですからね。こいつは、前の黒とパーツ交換してゴールド成金仕様にする予定ではありますが、ギターオタクとしては、まず、現状でちゃんと回復させてから、パーツを移植したい・・・等と言う変なプライドがあります。(^_^;)

 まずはブリッジ

 一時は弾き込まれたけど、ここ数年はほったらかされてた?と言う様な汚れ様でありますねぇ。でも・・・・

 ハイ!この通り。奇麗になりましたよぉ〜。

 お次ぎはペグ

コチラもかなり汚れておりますが・・・

お掃除すればこの通り!そしてこのペグ、外側には、IBANEZのロゴが入っておりますが、

 内側には"GOTOH"の刻印もある、ダブルネーム。珍しいかな?

 フレットは・・・

 ローフレット側に上の程度の弦跡があります。フレットもだいぶ緑がかった腐食が見られましたし、指板もかなり汚れておりましたが・・

 丁寧に磨いてやると、なかなか良い感じ。減りも少なそうです。

 ジョイントプレートも、かろうじて IBANEZ のロゴの刻印が見える所まで掃除出来ましたが、これ以上やると完全にメッキが剥がれそうなので、ここまでです。

 

 で、弦を張って試奏〜!!!

 いや〜、良いですぅ〜!ネックはやや順ぞりでしたが、トラスロッドで補正出来ましたし。フレットの状態も良好!音は、電気系も異常なく、前の黒いのと同じです。コントロールは、やはりマスターボリュームにしました。
 いや〜、このピックアップは良いですねぇ。そして弾きやすい!前のもそうでしたが、指板がけっこうアールが無くてフラットに近いのですが、やっぱりテクニカルなプレイにはこの方が弾きやすいのかなぁ〜?私のお気に入りの GRECO は結構アールがきつい方で、それに慣れてたけど、フラットな指板も良いものですなぁ〜。

 というわけで、安心してゴールド化でございます。

ブリッジ回り・・・

 エスカッションも、メッキ風スプレーでゴールドに塗ってみました。そしてヘッド回り・・・

 当然ですが、同じ年のモデルですので、パーツ類はそのままぴったりと収まりました。

 完成〜!!!

 ん〜、成金まっしぐら!

 そして・・

 黒ずくめになってしまった、前のロードスター(^_^;)。 黒いのはレコーディング用で、赤はライブ用・・・とか?(^○^)。

 この赤いロードスター、不満が無い訳でもないです。

  一つは、バインディングが入っているためか、エルボーの所のカットが無く、表面がフラットな事。

  一つは、ミディアムスケールでない事・・(ま、これはしょうがないかぁ)

  もう一つは、重い事・・・こ、腰が・・・(>_<)

と、小さな不満は探せばあるけど、こいつらはほんとに良いギターです。丸加スペシャル MARK II が出来上がって、ちょっと高級な感じの、良いギターが出来たと思っていたのですが、このロードースター達は、手にした瞬間に、その作りの良さが伝わって来ます。やっぱりジャンク再生品ではかなわないのか?(ちょっと残念・・)

 80年代の "MADE IN JAPAN"(グレコのNYS-65 もそうですが.)は、やっぱり日本のギターの黄金期だったのですねぇ。いま、このクォリティーのギターを新品で手にしようとしたら、いくらかかる事やら・・・。それが、たったの1万円ですからねぇ。

 ギターの増殖が止まらなかった私ですが、この赤いロードスターで、かなり満足してしまったので、もうしばらくはギターを買わない・・・・ような気がします。(気がするだけかもしれないけど・・・)

 

 さて、今後のこの赤いロードスターの作業ですが、塗装の補修をやってみようかと思います。丸加スペシャル等の塗装で、いくらかは経験しましたが、補修は全然別物と思われます。目立つエルボーのバインディングの所だけでも奇麗にしてやりたいのですが、まず、色が合わせられるのか?ちゃんと段差無く整形出来るのか?全くの未知数であります。あ、そうそう、ストラップピンの穴の埋め戻しもしなきゃ無いですねぇ。ちょっとネットで情報収集してから、少しずつ進めたいとも居ます。
 なので、今後のこのページの更新は、地味ですよぉ〜。地味すぎて記事にしないかも知れません。(^_^;)

 とりあえず、とっても良いギターが手に入り、大満足なのでした。

2008.02.29


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