ジャンクな Ibanez Roadstar II 丸加スペシャルか?

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 さてさて、ずいぶんと間が空いてしまい、現在はオイルフィニッシュの塗装中ですが、これまでの作業を忘れてしまいそうですので、塗装前までの作業報告です。

 


 まずは、指板にクリアが塗られておりましたので、これは、フレット打ち直しですね。

 上は、フレットを抜いた所。

 クリアの層を除去するために、まずはペーパーがけ

 そしていつものオレンジオイルで整えます。

 今回打ち直すフレットは、JimDunlop の #6000。一番ふっといヤツですね。

 今回のは、短く切ってあるのではなく、長いまんまの直線のを仕入れておりました。

 上が #6000、下が今まで付いていたヤツです。けっこう高さが違いますねぇ。で、長いのをカットする前に・・・・。

 写真の上のような、長くて真っすぐなのを、手作業で下のように曲げました。まぁまぁ均一に曲げたつもりですが、端の方に行くに従って、力の入り具合で、アールが弱くなってます。
 なので、端の方は低フレット側に使い、真ん中の方のアールがキツい所を、高フレット側に使いました。

 で、打ち込みます。

 この Roadstar は指板のアールはあまりキツくないタイプですね。

 上の用に指板のアールよりややきつめのアールが付いた状態のフレットを打ち込んでやります。丹念に叩き込んでやると、次第に指板のアールになじんでくれます。

 フレット側面の面取りは、すり合わせ用の平ヤスリで削っていきます。

 で、だいたい上のような感じです。この後、小さいヤスリで手作業で、1本ずつ面取りをしてやります。

 


 フレットはオッケーそうなので、いよいよ、塗装を落とします!

 最初は電動工具のお世話になります。削り過ぎ注意です。(^_^;)

 電動はこの辺りまでかな?、あとは手作業でサンドペーパー作業になります。

 例の、カッタウェイの上側、黒い塗料があとから塗られていた場所の内部は・・・・

 なんか上の様に悲惨な感じになっておりました。深めの傷がいっぱいあって、黒の塗料がしみ込んでいる感じ。

 でも〜

 ペーパがけで、なんとかわからない感じまでなりました。

 塗装落しでいつも大変なのは・・・・

 ボディーのお尻やカッタウェイ部分ですね。導管が直角に出ている部分ですので、塗料が深くまでしみ込んでしまっていますねぇ。特にこのボディーは下処理が甘かったのか、この部分はずいぶんと削りました。

 

 さて、せっかく完全に塗装を落としますので、下のカッタウェイのハイフレット部分の指の入り具合等も少しいじりたいですねぇ。24フレットを押さえてみて、印を付けたら・・・・

 削りま〜す!

 前面を上のくらい、面取りいたしました。

 

 ネックの方も塗装を落としたのですが、ヘッドの表面は、"Ibanez〜"のロゴが奇麗に残っていたので、そのまま残そうかなぁ〜?と思いつつ塗装を落としていたのですが、側面にペーパーをかけているうちに、表面のクリアがパリパリと剥がれちゃいまして・・・

 ロゴも剥げちゃいましたので、ここも完全に剥がす事にいたしました。

 


 

 さて、塗装でございます。

 今回はオイルフィニッシュに挑戦してみようかと・・・・・、

 とりあえず、上の3種類を買ってみました。

 書いてある塗り方を見てみると、まずはたっぷりと塗る、次に 400番程度の耐水ペーパーでこのオイルで水研ぎをし、削りかすを擦り込むように綿布で拭き取る。表面の具合を見ながらそれを繰り返せ・・・とな。

 何しろ初めてのオイルフィニッシュなので、どれがどの程度の色具合で、どういう仕上がりになるのか見当がつかないので・・・・


 木っ端を使って、いろいろな塗り方をテスト。

 真ん中の赤い缶の"ワイコカラーオイル"ってのは、は色が濃すぎるかなぁ?という印象だったのですが一応、ワシンの"木彫オイル"と"ウッドオイル(けやき)"とあわせて3種をピックアップキャビティ内と、裏のスプリングキャビティでテスト塗り。

 上の左がワイコカラーのチェリー、右がワシンの木彫オイル、

 そして上が、ワシンのけやき。
 ※(以前のせていた写真の解説、間違っておりました・・・m(__)m。)

 で、ネックは、ワシンの木彫オイル、ボディーを"けやき" で行く事にいたしました。

 

 さ〜て、初めてのオイルフィニッシュはどんな仕上がりになるのか!?

 次回更新を待たれたし!

2013.02.27


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