ジャンクな Ibanez Roadstar II 丸加スペシャルか? |
いよいよ塗装でございます。
まずはネックの方から。木彫オイルを擦り込み刷り込み
そしてそのオイルで水研ぎ水研ぎ
3回くらいだったかな・・・?繰り返しました。
ネックにはトラ杢が現れて来ましたねぇ。こんなネックを黒で塗りつぶしてしまうのはもったいない。メイプルの木目が角度によってゆらゆらと動いて見えるようになりました。
手触りもマットな感じながらもスベスベで、とてもいい感じになりましたよ。
この木彫オイル、成分を見ると「合成樹脂(ウレタン)」とあります。細かいウレタンの粉が導管に入り込んで表面の凹凸を埋めてくれているようです。ヘッドの表面の Ibanez のロゴは、奇麗だったので残そうかなぁ?と思いながら塗装を剥がしていたのですが、
側面にペーパーをかけていたら、表面のクリアがパリパリと剥がれちゃいましたので、やはりここは「丸加スペシャル」のロゴを入れるといたしましょう。今回は下の、インクジェットプリンターで作れる水張りデカールに挑戦です
少々強引ですが・・・・(^_^;)
ヘッドを直接スキャンしちゃいました。ワンピースネックなので、付け根、ナットの部分が浮いちゃいますが、実物大で処理しておけば、プリントアウトでの大きさ合わせが楽ですからね。
んでもって、パソコン上でデザイン。プリンター出力なので、シンプルに黒だけで行ってみようかと・・。
反転出力して切り抜き・・・
裏返しにはったら、水で濡らして台紙をずらして剥がすと・・・
お〜、うまく行ったねぇ。あとは、クリアラッカーをかぶせて・・・
水研ぎ、磨きで・・・・
こんな感じです。他はオイルフィニッシュでマットな仕上がりですが、ここだけはピカピカになっちゃいましたね。でも、売り物みたいなきれいな仕上がりになりました。
インクジェットなので、白や金色が使えないので、下地が濃い色だと使えないですが、このようにクリア仕上げなら、かなりうまくいくようであります。
ではボディーへと参りましょう
布で擦り込み擦り込み・・・、耐水ペーパーで水研ぎ・・・
こんな感じになって来たのですが、ネックのときとはちょっと違います。
材質も塗料も違うからなので当たり前なのですが・・・・
導管の深いお尻やカッタウェイ部分や、角などがすごく色が濃くなっちゃったり、けっこう色むらが出来ますねぇ。水研ぎも、ネックのときのようなさらさらした感じではなく・・・
上の様に、消しゴムのカスみたいな感じなのがポロポロと出て来ます。水研ぎって感じではなくけっこう力づくで擦りとる?みたいな感じですねぇ。
でもこの作業を根気よくやって行くと、色の濃い部分がだんだんと均一になって来ました。
でまぁ、上のような感じになりました。綿布で地道に磨いてやると、ちょっとつるつる感が出て来ます。ただ、塗装を剥がしたときのペーパー傷がけっこう残っていて、もっときちんと下処理のペーパーがけをやるべきだったなぁ、と反省。\(__ )
また木目が強調されていい感じになると同時に、このボディーは3ピースですが、その木のつなぎ目のところもしっかり強調されちゃうようですね。
一旦、ネックとボディーを合体させてみましょう!
ん〜、ヘッドはメイプルの白木、でローズ指板とボディーの色、ちょっと配色がイマイチでしたかねぇ。メイプル指板だったら良かったんだろうけど、この指板の色を考えると、ボディーはもっと濃い色が良かったような気もします。ヘッドの表だけボディーと同じ色のマッチンクヘッドにするって手もありましたねぇ。
それでは、パーツの取り付けと参りましょう!
ペグは、made in japan の刻印があるだけの、Gotoh製風?のゴールド。
塗装を剥がす前に剥がしておいた、シリアルナンバーのシールもあらためて貼り直しました。「丸加スペシャル」だとローラナットってのが最近の定番でしたが、このネックはねぇ・・・
上の様にトラスロッドがかなり上側に来ていて、ロックナットの台座も真ん中がくぼんでいるヤツなので、底面が平らなローラナットは無理なのです。またワンピースネックでヘッドの角度も付いていないので、ローラーナットにするとなると、ローラー式のストリングガイドも必要になりますえぇ。
真ん中がくぼんでいるロックナットの台座のゴールドも、手持ちである事はあったのですが、右のヤツは上止め専用タイプ。このロードスターはネックの裏からしめるタイプ。なので、台座は残してキャップだけゴールドにしてみました。
テンションバーもゴールドを付けて、ヘッド回りは上のような仕上がりに。ロックナットのキャップは黒のままでも良かったか?
続いては・・・・、エスカッション。
パワーゲリラ付属のエスカッションはクロムでしたので、サンドペーパーで落として、金色に塗装・・・。
塗料は上のクリエイティブカラーというやつ。色がちょっとイマイチだったんだけど、とりあえず、ピックアップ装着。
ゴールドっていうよりはちょっと黄色っぽかったなぁ。(~_~メ)。とりあえず、次の作業へ・・・これは何?(^_^;)
なにやら青い半透明のプラスチックを削っておりますが・・・
他の材料は、シャープペンのキャップと LED・・・・
こんな風に配線キャビティーに取り付けると・・・・
は〜い、プリアンプと連動した LED ですね。トーンポッドの穴に付けるには、LED より穴がけっこう大きかったので、燃えないゴミから漁って来た半透明プラスチックをはめ込んだのでした。青色 LED であります。
電気系の配線は、難なく終了!
ブリッジのスタッドは、Roadstar のオリジナルをそのまま使う事にしました。ピックアップも黒だしねぇ。
PU セレクタースイッチの止めるリングは、手持ちで金があったのでゴールドに。つまみは手持ちがありませんでした。
ノブは、渋めのブラスドーム。ちょっとくすんだ感じが合うかなと。
裏のスプリンキャビティの蓋は、穴なしタイプでしたが、スプリングの調整用の穴をあけて
上のような仕上がり!
で〜、ブリッジをのせれば、完成で〜す!
ん〜、なかなか渋い仕上がりですねぇ。赤いギターばっかり手にしている私が持って、果たして似合うのだろうか?
初めてのオイルフィニッシュに挑戦した、丸加スペシャル6号機。部屋がシンナー臭くなる事はないけれど、これはこれで、なかなか根気のいる塗装だなぁ〜、と実感いたしました。
ボディーの色は、テストで使わない事にしたチェリーの方がよかったか?ってな反省もありますが、次回またオイルフィニッシュをやる時にはもう少しうまく出来るかもしれません。
この後、エスカッションの色がやっぱり気になり、別なゴールドの塗料で塗り直しをしたりしましたが、あまり変わりませんでした。
エスカッションなしの方が高級感が出るんでないの?と、ダイレクトマウントに仕様かとも思いましたが・・・・・なんかこれだと普通っぽくて、Roadstar 2 の感じが薄れるのよねぇ。やっぱロードスターはこのごついエスカッションが2つで〜んと付いてないとねぇ。
弾き心地は、とても満足ですよ。ネックの触り心地がメイプルの質の良さもあって、とても良い!フレットの打ち直しもまあまぁうまく行ったし、ボディーも木の感触で、抱いていて気持ちがよいです。
とりあえず、大成功なのでした〜!(^o^)/2013.03.19
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