よみがえれ!999円ギター/その7 |
毎度のヤフーオークションで、マグナ MA-900 のネックというのを見つけまして、1,000円で落札いたしました。
MA-900 ということで、9万円のモデルのネックだそうですが、マグナシリーズって廉価版のイメージが強くて、9万円もする高級機があったとは知りませんでした。で、どこが違うかというますと・・・
指板の周りにバインディングが入っております。レスポールなどはバインディングが当たり前ですが、なぜかストラトシェイプ系のギターって、バインディングが入っているのは珍しいですね。ウチにあるギターもみんなバインディングなしです。
それと、フレットがジャンボフレットになっております。ウチにあるギターでジャンボフレット系のはシャーベルだけですが、確かに、タッピングやライトハンドなどテクニカルなプレイには、ジャンボフレットは良いですねぇ。
9万円もするんだから当然ワンピースだろうと思っていたら・・・
あら途中で継いでありますねぇ。(^_^;)
同じマグナシリーズですので、サイズなどは同じようです。が・・・
取り付けネジ穴が、前2本はぴったりなのですが、ボディ側の2本は微妙に位置が違いました。
はい、埋めましょう!
エポキシの接着剤で穴を埋め、空け直しました。
ロックナットもぴったりサイズで、移植できました。
さて、このギター、丸加スペシャルでございますからぁ〜、ヘッドに丸加マークを付けねばなりませぬ。(^_^;)
前回の作業でいろいろと学びましたので、その経験を生かして、作業いたしましょう。
塗装落とし&朱入れは、前回と同様に作業しましたが、その後、砥の粉処理をいたしました。
砥の粉、白と黄色があるのは知っていたのですが、ホームセンターに行ったら赤もありました。
そして砥の粉の後には、下塗りをいたしました。
通常だと、サンディングシーラーを下塗りに使うようですが、今回は上のアサヒペンの「木部用プライマー」を使いました。そして・・・
下塗りが完了したところで、一旦サンドペーパーで平面を出しました。というのも、今回はとある理由により、仕上げ塗りの後にサンドペーパーをかけられなくなる予定でして・・・(^_^;)
そのとある理由とは・・・
ハハハ・・・、やってしまいましたねぇ。丸加マークには飽き足らず、ネイルアート用の飾り物で、成金趣味まっしぐらのヘッドデザインを施してしまいました。(^_^;)
仕上げには前回同様、ウレタンのクリアを吹きました。
そしてついでなので、さらに、リアピックアップのエスカッションを白にするべく、自作する事にいたしました。
例によって白の塩ビ板を買って参りました。
切り取って・・・・
面取りとネジ穴の処理をすると、なかなかそれらしくなりました。レスポールみたいに高さがあって底面がカーブしているのは、作れないですが、このようなフラットな平面タイプなら、けっこう作れちゃうもんですねぇ。
ついでに、ヘッドのトラスロッドカバーも、白で自作しちゃいましたよ。
そしてペグですが、今までは5個のロックペグ+1、でしたが、
新たに普通のロトマチックタイプのゴールドペグを入手、ロックペグははずしました。いや、ロックペグは便利だったのですが、ロックナットが付いてますし、このロックペグは別のギターに譲った方がいいかと・・・・。(別のギターっていうとぉ、残っているのはアレですね)
というわけで、完成で〜す!みごと "Ver.2" へと進化した、丸加スペシャルであります。
フレットの減りもほとんどなく、ネックはとてもいい状態で、ジャンボフレットで弾きやすくなった感じです。
でも、これで、元々の999円ギターはボディーだけになっちゃいましたねぇ。(^_^;)
2005.12.29