よみがえれ!999円ギター/その4

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 さてさて、本格的に赤を塗るであります。
アッセンブリーの穴の内部は、導電塗料が塗ってあるようですので、ここはテーピングをして塞いでおきます。また、ネジ穴もつぶしてしまわないように、爪楊枝をさしました(が、この塗料では塞がらなさそうなので、爪楊枝はすぐ外しました。

ネック取り付けようの穴にはティッシュをつめました。

 で、塗りに夢中になっていて、写真を撮るのを忘れているうちに、下のように、真っ赤なボディーが出来上がってきましたよ。(^○^)

 最初は普通にハケで塗ったのですが、どうも違う気がして、布に塗料をしみ込ませて、その布を擦り付けるようにして、ドモホルンリンクル並みに、塗り込み塗り込み・・いたしました所、なかなか良い感じになりました。

 まぁ、もともとの木目が普通なので、特に美しい訳ではないですが、でもちゃんとシースルーレッドになりましたねぇ。


 さてさて、忘れてならないのが、ネックのヘッドであります。当然ここもボディーと同じに仕上げますよ〜。

 ヘッドは表面の1面だけの塗装なので、マスキングテープとティッシュでちゃんとマスクをしてやります。

 面積が小さいので、塗装を落とすのもあっという間!

 ボディと同じように布で塗料を塗り込みますと・・・

上は、2〜3回ほど重ね塗りした所。結局トータルでは6〜7回は、重ね塗りしました。

で、ジャジャーン!朱入れは完成!

 さてさて、ギターというもの、ヘッドにはメーカー名やらモデル名やら、何かしら書いてあるものですよね。そこで、書道有段者でもあるリルティッツのNちゃんにお願いして、「丸加」マークを、金のラッカーで入れてもらいました。

 へへ、やっぱり赤には金ですよねぇ。世界に1本のギターですからねぇ。


 さてさて、前ページでブリッジのサスティンブロックが後ろにはみ出ている、という事でしたので、またまたオークションで、フロイドローズの本物を入手いたしました。落札金額は、7,001円也。ライセンスものならもっと安く手に入るんですけどねぇ〜。やっぱり made in germany ですよねぇ。

 ペグもゴールド、丸加マークも金色ですから、当然ブリッジも金でありまする。中古ですから、サビやメッキの浮きがけっこうありましたが、ネジとかナイフエッジ部分はまぁまぁの状態、動作に支障はなさそうであります。サスティンブロックの高さも37mmで標準的なサイズで、ボディーにもおさまりそうです。ちなみに Greco NYS-65 に付いていたやつのサスティンブロックの高さは、41~2mm ほどありました。

 それじゃバラしてお掃除でもするか・・と思ったら、インサートブロック(サドルの穴に入っている弦を挟むための金属片)が、癒着とまでは行かないけど、かなりきつく固まっていて、なかなか動きませんでした。

 前のオーナーさんは長い事使ってなかったのかなぁ?このパーツ、あんまりゆるゆるでも、落として無くしたりするので良くないのですが、適度に軽く動いてくれないと、弦の交換の時難儀するんですよねぇ。CRCを吹きかけながら、ピンセットで少しずつ動かして、なんとか動くようになりました。

 で、サドルを順番にバラして行くと、2弦のサドルだけ、底板がありませんでした。

 あんまりなくすようなパーツでは無いはずなのですが・・・・・う〜む、オークションの中古だからかなぁ〜・・・・、こんな事もあるわなぁ。(T_T)
 2弦の交換の時は、気をつけてボルトを緩めていかないと無いですなぁ。


 さてさて、気を取り直して・・・・!

 いよいよ次の行程に入りますよ〜。クリアラッカーをかぶせます。

 今度はボディの方もネックもきっちりとマスキングをいたします。

裏のアッセンブリーボックスは、同形に切った厚紙とマスキングテープで裏蓋を包み、ネジで止めておいちゃいます。

 ネックのジョイント穴はティッシュをつめました。

 ネックの入るボックスも、厚紙とマスキングテープで塞ぎます。小さな取り付けネジ穴も、今度こそちゃんと、爪楊枝を入れ邪魔にならないくらいの長さに切っております。

 で、とりあえず1回目の透明ラッカーを塗った所が下の写真!

 ほっほー!けっこう色が変わりますねぇ。より深い色になって、木目も目立つようになった見たいです。な〜んだ、シースルーレッドも出来るじゃない!

 この後は、透明ラッカーをを塗っては乾かし、塗っては乾かしを繰り返し、厚塗りをいたします。当分の間は家中シンナー臭い状態ですので、ご来客の皆様には御迷惑をおかけいたしまする。

 ラッカー塗りが終了したら、コンパウンドでの磨きを経て、パーツの取り付け、アッセンブリーの制作、という流れの予定ですが、アッセンブリーに関してはちょっと変わったものにしようかと思っています。ボディーにはポッド用の穴が2つあるので、これはボリュームとトーンにしますが、トグルスイッチ用の穴が一つあいているので、ここにちょっとスペシャルな回路を入れようかと思っています。
 アッセンブリーに付いては、こちらのサイトがすごくて、いろいろと眺めては勉強しておりまする。とっても参考になるサイトですので、ギター改造好きの方はぜひ訪れてみてくださいませ。

 ではでは、次回更新までおたのしみに〜!

2005.07.23


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