よみがえれ!999円ギター/その1 |
オークション締め切り10分前なのに、誰も入札していなくて、開始価格の999円のままのアリアプロIIのギター・・・。この値段じゃ入札するしか無いっしょぉ! すんなり落札、我が家へとやってきました。
アリアプロIIのMagnaシリーズで、ボディ&ネック以外の付属品は、スタッドボルトとロックナットだけですが、ペグ以外のパーツは、うちに転がっているやつを組み合わせれば何とかなりそうであります。このロックナットだけでも、単品でオークションに出せば、そこそこいい値段がつくはずなんですが、なんで売れなかったんでしょうねぇ。まあ、そのおかげで我が手に渡ってきた訳でありますが・・・。(^ 。^)
スペックは当然、24フレット、フロイドローズ仕様(ザグリ)と私好みであります。さらにこのギターの変わっている所ですが、ネック調整用のトラスロッドの調節が、ネック根元の横に付いておりまして、ネックを外さずに調整できるんですねぇ。こんなの初めてみましたよぉ。
さて、一番の心配は、フロイドローズ式ブリッジを取り付けるスタッドボルトの間隔であります。「グレコNYS-65ゴールド化計画」によって、余ったグレコ製のブリッジを載せてみると・・・
おっとぉ!大丈夫なようですねぇ。ただ、ザグリ部分の幅がちょいと狭く、ブリッジの脇がこすれる感じですので、ここは削る事にします。
さてさて、999円という値段なので、失敗してももともと。今回は塗装からチャレンジしてみたいと思います。
まず今の塗装をはがさねばなりませぬが、用意するのは・・・
「塗装の剥離剤」 昔は茶色の瓶に入った、怪しげで強力なやつがあったはずなんだけど、ホームセンターを数件回った所、これしか見つかりませんでした。
金属製のブラシ どこのご家庭にもある
(・・・わきゃ無い!)、
鉄製のヘラ。グラインダーで一気に削り取る、ってのもありですが、急ぐ作業でもないし、作業を楽しむのが真の目的でありますので (^_^;) 完全手作業で参りませう!
まず、金属のブラシで表面を引っ掻いた後、ジェル状の剥離剤を、刷毛で塗ります。
30分ほど放置した後、ヘラでこそげ落とします。
ギターの塗装って、かなり厚いんですよねぇ。それも表面の透明ラッカー部分が。
ご覧のように透明ラッカー部分がポロポロとはがれます。昔(大学の頃)使った剥離剤は強力で、塗装がぶくぶくと泡を吹くような感じで、どろーんと解けたんですけどねぇ。今回のはあまり効きませんねぇ。
という訳で、この作業を4回ほど繰り返しました所・・・・
こんな所まではがれました。
ここまで来ると、後はサンドペーパーの方が良いですね。
近頃は便利なものがあるもんで、下の写真のようなヤスリを買いました。昔は角材にサンドペーパーを巻き付けて削ったものですが、取っ手も付いてて、刃も金属製で交換できて、荒さが変えられるんで、サンドペーパーより経済的ですねぇ。
しか〜し、ギターというものは、微妙なカーブがいっぱいあるんですねぇ。特にこのカッタウェイ部分は、サンドペーパーで手作業であります。
、ふぅ〜、表面はだいたい落とせましたね。厄介なのは、ピックアップの穴や、ザグリ部分、裏のスプリング部分など引っ込んだ所ですね。剥離剤とサンドペーパーで地道に落とすしかありませんのお。ファイトォ!
この後もまだまだ地道なサンドペーパー作業が続く予定です。さて、どんな色になりますでしょうか?目指すは、シースルーレッドですが、素人にそんな塗装が出来るのだろうか?
ま、999円ですからぁ〜 (^ 。^)2005.06.28