よみがえれ!999円ギター/その5

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 前回の更新は7月でして、既に2ヶ月半ほどたっていますが、作業をしていなかった訳ではありませんでして・・・、実はクリアラッカーの塗装に手間取っていたのでありました。
 で、やっと次の行程に入ったのですが、あまり代わり映えしない写真が数点だけのぱっとしない更新でありますが、どうぞお読みくださいませ。m(__)m

 さて、「男はだまってラッカー仕上げ!」と思い、クリアラッカーを振る毎日だったのですが、コレが、しみ込む事しみ込む事・・・。あー、やっぱり赤を入れる時にちゃんと目止めをするべきだったのだなぁ〜、と反省するも後の祭り。塗り重ねど塗り重ねどいっこうに塗装は厚くなりません。そんな事をしているうちに、あっという間に夏は終わり、どうしたものかと思っていると、ペンタのKさんから「ウレタン塗装」がいい、とのアドバイスが・・・。ほお〜、早速仕入れて参りました。

 ハイハイ、コレはいいですねぇ。かちんかちんに固まり、ちゃんとクリアの層を作ってくれているようです。速乾30分とかとパッケージには書いてありますが、いやいや、ちゃんと塗装が落ち着くまでには、数日かかります。そんな訳で、作業のほとんどは「ほったらかして乾燥させる」でありまして、このページで報告するような変化はありませんでした。(^_^;)

 で、いよいよ、そろそろいいかな?という状態になりました。

 マスキングテープ類をはがし、いよいよ次の行程ですが、次は、耐水ペーパーでのヤスリがけとなります。クリアが乾くと、てかてかと光って一見鏡面状で良さそうに見えますが、手で触るとざらざらとした感触であります。さらに、素人塗装ですので、塗りムラやタレなど、随所にありますので、耐水ペーパーの1200番というかなり細かなヤツで、磨いてゆきます。

 上の写真は、右半分だけペーパーをかけたところですが、左のかけてないところは光っているのに、かけたところは曇っていますよね。でも、手触りは右の曇っているところの方がつるつるで滑らかなのですよ。このようにペーパーで磨いたあとで、コンパウンドで磨き、鏡面状に仕上げる予定であります。

 ちなみに、ヘッドの方は完成しておりまして・・・

 上の写真の様になっております。こちらも、ウレタン塗装>ペーパーがけ>コンパウンドで磨き、という行程で仕上げました。

 ペグですが、結局新たなものを買いました。コレがメーカー不明のロッキングペグでありまして、ゴールドのロッキングペグといったら、普通は1万円近くするものなのですが、1個欠品の5個セットという半端品のため、格安で出ていたので買ってしまいました。で、4弦だけ、ロック式ではない普通のゴールド(しかもメッキはげ気味)が付いております。どうせナットでロックしちゃうんで、ロック式の恩恵は全くないのでありますが、まぁ、ぱっと見金色であればいいっかぁ?(^_^;) てなわけで、こうなりました。
 ロック式でないものをなぜ4弦にしたかと言いますと、コレは私の個人的な感覚ですが、チューニングが一番信用できるのが4弦、と思っているからであります。普通チューニングするときは5元の"A"から始める事が多いと思いますが、私は5弦はあまり信用していません。(^_^;) 私は4弦7フレットのハーモニクスの"A"が基準かな?
 (あ、最近の人たちは、クロマチックチューナーなるもを使うんですよね。私も最近やっとチューナーを使う様になりましたが、つい最近までは、"A"の音叉を使っておりましたのよ。)
 さて、私は、4弦が1番テンションが高くて細かくチューニングができるような気がするんですよねぇ。6弦5弦はちょっとテンションが低い、1〜3弦はチョーキングが多用されるし、というわけで、フロイドローズでロックしている状態でも、ちょっとチューニングが狂ったかな?という時は、4弦を基準にしてそれに他の弦を合わせる様に、ファインチューニングを動かします。基準を間違えて合わせてゆくと、チューニングはよけい合わなくなるのですが、私はこの4弦を基準に、という方法で、大体元に戻せています。経験則ですな。

 さて、塗装も仕上げが近くなり、取り付けパーツもそろそろ用意しておかねばなりませんが、ブリッジは、前のページでも紹介した様に、フロイドローズの本物ゴールドを入手済みであります。ピックアップは、他所のページでちらっと見せましたが、リアには"GIG MAX"を予定しております。センターにはシングルコイルを入れる予定ですが、ちょっと変ったものを入手していたりします。へへ、まだ秘密だよ〜ん!フロントはシングルサイズのハムバッキングをと思っています。シャーベルのセンターからもらってくる、って手もありですが、ちょっとした意図があって、オークションで出物を待っている状態です。

 アッセンブリーは、赤いキルトのフェルナンデスの第1段階で試した回路にする予定ですが、ボディーにはミニスイッチ用の穴があいておりまして、通常ならば、シングルへのタッピングスイッチにするところですが、ここもちょいと変った仕掛けを付ける予定です。へへ、コレもまだ秘密だよ〜ん。

 さあ、次回には多分パーツの取り付けをお伝えできると思いますが、他のジャンクギターのお世話もいろいろあるので、のんびりと参りたいと思っておりまする。乞うご期待!

2005.10.09


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