Bill LawrenceのSHOYAモデルです!

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 さてこの Bill Lawrence は、丸加スペシャル3号機として仕立てる作業が始まりました。(^_-)。ピックアップは、L-500 が手に入りましたので、こいつ2発の2ハム構成でございます。

 まず、手をつけたのがブリッジ。いや今付いてる2点止めのシンクロも悪くないのですが、たまたまオークションで、Ibanez の S シリーズに付いていた、というブリッジを入手してしまったのでしたぁ。

 上のようなギターについていたものと思われますが、こいつのサスティーンブロックが・・・

 ね、なんかごつくて良さそうでしょ!磁石はくっつかなかったので、アルミの削りだしかな?それとなんでも、「鉄より堅い45Cという素材でできている」とかいう商品説明に惹かれて、落札してしまいました。当然、今付いているのよりはるかに大きいので、ブリッジ裏の穴は広げなければならないですねぇ。それと、今付いているスタッド、このブリッジの接点のアールと比べるとだいぶ細いのだが、ずれたりしないか?という心配もありました。で、とりあえず取り付けて弦を張ってみると・・・

 ほぉ〜、なんとか使えそうです。弦間ピッチや弦の通り道、アームの動きなども問題ないようであります。ただ1点、上の写真でもわかるように、オクターブチューニングを合わせると、6元のサドルは、バネを抜いてめいっぱい下げた状態で、なんとかぎりぎり・・、という所がちょいと気になります。

 

 で、どうしようかなぁ〜?と思っていたら、またオークションで気になるものを落としてしまいました。(^_^;)。

 "Gotho"製かな?と思われる、2点止めシンクロブリッジ。サドルを取り囲むようになっているのが、良さげで、届いたもののサイズを確認してみると、Ibanez よりもサドルが後ろに下げられそう・・・、と思ったが、落とし穴!(>_<)。

 サドルは確かに下げられるが、弦の出る穴とぶつかっちゃうので、このサドルでは目一杯下げられない・・。ん〜、だめかと思いつつもいろいろとやりだすのが常の私・・.

 それじゃ、Ibanez のサドルを替えてみるか?

 上はグラフテックのカーボンサドル。ハイ、例のチューニングの狂わないストラトに付けてやつですね。これは Ibanez のサドルよりさらに、弦の乗る所の面積が大きく、Ibanez のブリッジでも、弦の出どこが塞がってしまいます。

 んじゃ、元々付いてた Bill Lawrence のサドルをのせてみた所、ん〜、Ibanez よりは、いくらか後ろに下げられるかなぁ〜?それじゃ、この Ibanez のサスティーンブロックだけ、他のブリッジに移植できないか?と、試してみました。

 Bill Laerence には、取り付けねじの位置が合いません。

 あとから手に入れた Gotoh ? 方のやつは、取り付けねじ穴は合うんだけど、アームの差し込み穴が合いません。

 ん〜、2点止めのシンクロブリッジって、各社いろいろ工夫して作ってますからねぇ。これと行った基準が無いんでしょうね。昔ながらの6点止めだと、Fendre が基準ですので、ミリかインチかの違いはあっても、そんなに規格はずれのものは無いとは思いますが・・・。でも、弦間ピッチも10.5mmから11mmまでありますからねぇ。フロイドローズよりもシンクロブリッジの方が複雑であります。

 で、結局、Ibanez のブリッジをそのまま使ってみる事にしました。オクターブチューニングは、弦高にもよるので、何とかなるだろう・・、とふんでいますが、だめなら素直にオリジナルに戻すって手がありますからね。

 んじゃぁ、削りますか!(^_^;)。

 ハイ、ネックの仕込み角度も少しいじって、ブリッジを高めにセッティング出来るようにし、アームアップは、3弦12フレットで、2音を確保いたしました。(^^ゞ。

 

 さあ、ではいよいよ、塗装を落としますよぉ〜!

 まずは、金属製の荒いヤスリで表面のクリア層をラフに落とします。そして、今回の塗装落としで大活躍したのが・・・・

 100均で見つけた、メッシュ状のやすり。これいいですぅ!目詰まりしないし両面使えるし、とても長持ちします。微妙なカーブの所も、当てゴムをして、すいすいと削れますよぉ〜!4枚で100円ですが、1枚半くらいで、だいたい落とせました。

 木材の種類とかは、相変わらず私はわかりませんが、ボディーは3ピースでした。そして、予告通り!ざっと塗装を落とした所で、電動工具の登場です。!

 まずは、エルボーの所。

 そして、ふちの面取りも・・・・

 で、だいたいざ〜っと削った所で、仕上げは後回しにし、もう一度ネックを取り付けて、弦を張って調整します。

 エルボーの所のカットは、効果抜群です。なかなか弾きやすくなりましたよぉ〜!一応ピックアップも取り付けて、ネックの状態もトラスロッドで調整。オクターブもきっちり合わせて・・・・。

 ハイ、このあとは・・・

 丸加スペシャルの名を冠するからには、こいつが必需品ですねぇ。例のティアラのとは別に、もう一個手に入れてしまっておりました。フェルナンデス製で、TEJ で同じようなのが付いている機種がある様です。丸加スペシャル Mark II で付けたのはゴールドの金属製でしたが、こちらはブラックで、ローラー部分は樹脂製になっています。

 というわけで、次の行程はこのローラーナットの取り付けになります。またチューナーとにらめっこしながらナットの位置を決めていく微妙な作業の予定ですが、今日はここまで!次回以降をお楽しみにね!


 

 さて、エルボーをカットし、周囲を面取りして、どのように仕上げたいかと言いますと・・・(^_-)。グレコの NYS-65 に近いかたちに持ってゆきたいのですねぇ。どちらも同じミディアムスケールというのもあり、持ち替えた時の差もなるべく少ないように、カッタウェイの上部もカットして、ストラップピンの位置も変える予定です。

 ただ、どうしてもグレコの方が弾きやすいのですが、その訳は、上の写真でもお判りの通り、カッタウェイの深さ(矢印の所)というか、ネックのボディーへの入り方というか・・・、グレコの方はボディからネックがかなり出てる印象ですよね。このため、ボルトンのヒールはありながら、ハイポジションがとても弾きやすいのであります。セットネックのディープジョンとだと、PRS などもそうなのかな?、指版が完全にボディーから出ているタイプのギターもありますけどね。

 こんなにボディーからはみ出した所でネックとジョイントして、強度的に大丈夫なのか?とも思いますが、多分、フロントピックアップの穴がが無い、という所がミソなのかもしれませんねぇ。

 で、ビルローレンスの方ですが、下のカッタウェイ部分、もう少し削り込んでみようかと思っております。上手く行くといいのですが・・・(^_-)!

2008.06.29


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