Bill LawrenceのSHOYAモデルです! |
アイバニーズのロードスターを手に入れたばかりですが・・・(^_^;)。また似たようなのを買ってしまいました。ビルローレンスの SHOYA モデルです。PUとペグが欠品で 1750円でした。
ビルローレンスと言えば、L-500 というピックアップが有名で、本来このモデルには、L-500 が2発載っているのですが、バラ売りされたようであります。
このヘッドの白いペンキ!覚えているのでした(^_^;)。前回の出品では、欠品なしでして、ウォッチしていたのですが、1万3000円くらいまで上がっちゃったので、あきらめてたのですが、PUとペグを外して、その落札者が再出品していたものを手に入れたのでした。
ふふ、L-500 はダイムバッグダレルが使っていたというので、有名なのですが、うちには・・・
ダンカンの SH-13 ダイムバッカーがあったのでした。ダイムバックの名が冠されているのですから、おそらく、ほぼ同じ音ではないか?と思われます。
さて、ではチェックしていきましょうか!まず、上の写真のようにヘッド、そしてボディーにも何やら白ペンキでデコレーションした跡があります。
その他傷も多数ですが、ま、私は気になりません。
電気系は、2 VOL. 1TONE ロードスターと同じですねぇ。導電塗料が塗られ、カバーにもシールディングが貼ってあります。
ブリッジは2点止めのシンクロ、スタッドは直打ちで、結構しっかりしたものが付いています。
実は、2点止めのギターの時に使おう!と秘蔵していたものがありまして・・・・
上がそれ。トーカイ製の "EXTRA TOKAI"というごついやつで、確かARIA製でも似たようなのがあったはずですが、普通のシンクロの様な作りながら、ブリッジの後ろがせり上がってて、アームアップしやすくなっていたり、弦を中でロック出来たりと、優れものなのでした。
ところが・・・
あちゃー、スタッドが太くて入りません。スタッドの間隔はぴったりだったんですけどねぇ。穴を広げるか?と悪魔のささやきが一瞬頭をよぎりましたが、思いとどまりました。ナイフエッジの加工が出来る技術は無いですからねぇ。(^_^;)
で、ブリッジはオリジナルのまま行く事としました。毎度のクリーニングです。まぁ、普通のシンクロですが、1弦と6弦のところの台座には溝が付いていて、横ずれを防止する機構が付いていました。
はい、奇麗になりました。
さて、激しいアームが出来なければギターが弾けない私・・(^_^;) 普通のシンクロでチューニングをキープするにはどうするか?
へへ、上のも秘蔵のものですが、ケーラーみたいに通常のナットのすぐ上に付けて弦をロックするものですが、なんと!ここにファインチューニングが付いている、というものです。こいつを使ってロックしようか?という手もありましたが、こいつは、ヘッドに角度の無いタイプのヘッド用のアールが裏面についているので、今回のビルローレンスには、かなり加工が必要そうであります。
となると・・・
ロックペグ&ローラーナット作戦ですね!3×3のロックペッグの安いのって、あんまり出回らないのですが、GOTOH のマグナムロックのほぼ新品がなぜか部屋にあります・・・(^_^;)。他のギター用に用意していたのですが、そちらはうまく仕上がらなさそうなので、こちらで使ってしまいます。
はい、お次ぎはピックアップですね。
いつの間にやら大量にストックされてしまった、PU達・・。まぁ、リアはダイムバッカーをとりあえず付ける予定ですが、フロントはどれにしようかなぁ?とりあえず、フェルナンデス刻印で GOTOH製の、パワーはそこそこだけど抜けの良いフルカバードタイプのものを入れてみようかな・・・・
あ、穴にはいらない・・・ (T_T)
そうでした、L-500、ダイムバッカーともに、角が丸くなって、やや小さい作りになっていて、専用のエスカッションがあるのでした。ボディーも L-500仕様に穴があけられていたのですねぇ。
角がとんがっていないやつなら、入る事は入りそうですので、他のを使う事にしましたが、今度は・・・エスカッションのネジの位置も違う・・・( ー ー;)。
ダンカンのダイムバッカーに付属していた専用のエスカッションも、汎用サイズで、このギターのネジ位置にはあいませんでした。
ならば・・!
作りましょう!(^_^;)。とりあえず白い塩ビ版でざっと作ってみました。
ハイ、うまくいきましたぁ!(^○^)
で、リアがこのようなツインブレードならば・・
フロントもバータイプにして見ました。エスカッションは、1個作ったところで疲れたので、とりあえず、ダイレクトマウントしちゃいました。このピックアップは、アリアか?フェルナンデス?だと思うのですが、元々は S-S-H のリア用だったやつなのですが、見かけほどパワーは無く、クリアに高音がのびるタイプでしたので、フロントにも良いかな?と思って付けました。
ま、ピックアップに関しては、最終的に何を乗っけるかは今のところ未定ですので、仮付け、って感じです。
さて、欠品を補ったところで、調整といきましょうか!
まず、普通に弦を張ってブリッジの高さを合わせてみます。普通のシンクロですし、ボディーにザグリもありませんので、なるべくブリッジプレートの位置を高くして、アームアップを稼ぎたいところですが・・・
うらのサスティーンブロックが当たってしまって、アップがあまりできません・・・・・(T_T)。
ならば・・・
削ります!(^_^;)。最近は躊躇無くルーターを手にしています。いやいや、このギターは、多分後で、大改造する事になるだろう、という野生の感が働きましたので、がんがん削りますよぉ〜! 1,750円ですしね。これぞジャンクいじりの醍醐味でありまする。
はは〜、こんな風に雑に削っちゃいましたけど、あとで、ちゃんと奇麗にしますからねぇ〜。(後でって・・??なにをするのかなぁ〜?)
そして更なるアームアップのため、ネックの仕込み角度もいじりました。ネックポケットには型番が書いてありました。BYIR-60?6万円くらいのクラスなのかな?
で、苦労のかいあって、いつもの3弦12フレットで、1音半ちょいのアームアップが出来るようになりました!
ところが・・喜んで弾いてみたところ、
ミュートがうまく出来ない・・っていうか、右手の脇の腹が痛い・・? あ、アームアップのため、サドルはなるべく下げ目にしてブリッジプレートの位置を高くしていたのですが、そうするとサドルの弦高調整用のイモネジがこんなに出っ張っちゃうのですねぇ。そっかぁ〜、そういえばストラトのサドルってこんなんだったなぁ〜。
で、セッティングの見直しです。
サドルを上げた分、ブリッジは下がりましたが、ニュートラル位置をやや前よりにセッティングする事で、上くらいのブリッジ位置で、1音半のアップを確保出来ました。ま、こんなものかなぁ〜?
ではでは、お待ちかねの試奏です。
まずは、アームの具合をお聞きくださいませ。
おーロックベグ恐るべし、ほぼ狂わないですねぇ。レスポールみたいな3×3のペグ配置のヘッドだと、ナットのところで弦が折れ曲がるので、どうしても抵抗が高くなりますが、このビルローレンスは、3×3ながら、左右をちょっとずらして先端を絞る事で、弦の通り道がけっこう直線的なので、ロックペグの威力が発揮しやすいようです。
しかし、例えば6弦の低フレット側でチョーキングをしたりすると、6弦はそのままチューニングが下がったままになっちゃいますねぇ。アームをちょいちょいと動かしてやるとニュートラルに戻るのですが、やっぱり普段 FRT に慣れきっている身には、こういうチューニングの狂いも気になっちゃいます。やっぱり・・ローラーナットですね!。という事は・・・やっぱりアイツは、部品取りだなぁ〜(^_^;)
さてでは、クリーンサウンドでピックアップのチェックと参ります。
リア ハムバッキング以前のチェックでは、やたら低音の出る、すごいパワーのピックアップ、という印象でしたが、改めて聞いてみると、高域の出方もまずまずですねぇ。結構良いです。L-500 と違いがあるのか?確かめてみたい気もしますが・・・(^_^;) 同じダンカンの定番 JB。アタックの時の高音の出方等、さすがですねぇ。ダイムバッカーよりは、かなり繊細なイメージがします。この3種を並べて聞いちゃうと、音が小さく感じられますが、これはこれで、かなりの高出力ですよ。 毎度おなじみ、私のNo.1ピックアップ。すばらしい! 太すぎて抜けが悪いのでは・・?と思われたダイムバッカーですが、意外と高音もがんばっているかも?ディマジオのスーパーディストーションよりは、使いやすそうな気がしますが・・どうかな? そしてこのダイムバッカー、ピックアップの高さでも結構音が変わります。離し気味にセッティングしてやると、より高音が出るようになる気がします。
あ、そうそう、2 Vol. だったコントロールは、マスターボリューム一つにし、ボリューム1個は外しちゃって、そこにトグルスイッチを付け、お得意のリアハムパラレルスイッチを付けちゃいました。より高域が欲しい時は、このスイッチをオンですね。 フロント ハムバッキング見かけだけで選んだPUですが、まぁまぁ、フロントとしてはいい線いってるかも?でもリアと比べるともう少しパワーが欲しいかなぁ〜?部品取り決定となってしまった、フェルナンデスの、モンスタートーン似のあいつも、いいかも?このPUは流動的です。(^_^;) はいはい、こいつが出て来ちゃうと、やっぱり上のPUは、物足りなくなっちゃいますねぇ。パワーもブライトで丸いところも、申し分無いですなぁ。
なぜこのモデルが欲しかったのか?それは、ミディアムスケールだから・・!
こうやってロードスターと並べると、兄弟の様ですねぇ。ヘッドは、個人的には3×3が好きです。そしてやっぱり2ハムって、扱いやすいです。大昔はストラトやテレキャスを弾いていた事もありましたが、弾き安さではレスポールが一番良かったですねぇ。ただ、今では24フレットにアーム、というのが私の必要条件となっていますので、レスポールは使えません。上の2本は、レスポールの音と使い心地ながら、アームを使える、という感じのギターです。ボディーシェイプも好みであります。
アイバニーズは文句の付けるところの無い素晴らしい楽器ですが、やっぱりミディアムスケールのビルローレンスは、小振りな分弾き安さを感じます。ただ、手にした時の高級感ではアイバニーズに軍配が上がります。というのも・・
ビルローレンスの方は、表面が完全にフラットで、エルボーのところのカットも無いのですねぇ。アイバニーズもフラットトップではありますが、角の面取りが大きく、厚いボディーながら丸みを感じるところが、いい感じです。でもどちらも色が黒いのが本当は・・・(^_^;)
という訳で、今後のこのギターですが、まず、赤くします。(^_^;)でもヘッドの"BillLawrence"のロゴは奇麗なので残したいですねぇ。丸加マークはロッドカバーくらいにしておきましょう。
そしてエルボーの所をカットしてみようかと思います。さらに面取りも大きくして、アーチドトップとまではいかないまでも、すこし真ん中が膨らんで感じられるように削ってみようかと・・・(^_^;)。さらにさらに、カッタウェイの上側、ストラップピンの位置ですが、いまは12フレットあたりにあるのですが、これも1フレット分くらい削っちゃおうかな〜・・なんて事まで考えています。そうそう、ローラーナットも付けなくちゃ無いしね。
というわけで、このギターはとことんいじり倒しますよぉ〜。来年もギターオタク全開で行きますので、お楽しみにね!
2007.12.20