丸加スペシャル4号機! |
前のページで「もうちょっとフレットを高いのに・・・・」と言っておりましたが、やっぱり他のギターと比べると高さが欲しくなり、特に問題はなかったのですが、フレットを打ち直す事にいたしました。フレットって音と指の接点、一番大事な所ですからねぇ。
もう、見慣れた作業かと思いますが、フレット打ち直しのレポート記事です。また、ピックアップもちょいと変更いたしました。(^_^;)。
まずは、フレットを抜きます。
抜いた後は、指板の溝がめくれたりしておりますので、あて木をして軽くサンドペーパーで整えます。
ローズ指板ですので、削った後は、定番のオレンジオイルでお手入れしておきます。
今回使うのは、三晃製の 207 という、ジャンボではなくて、ミディアムハイのもの。幅が 2.4mm 高さが 1.4mm ですので、高さはジャンボフレット並みですね。
グレコ NYS -65 次男に打った、Jim Dunlop の #6105 がなかなか良かったので、それに近いサイズのものにしてみようと言うわけであります。
上の左が今まで付いていたフレット、右がこれから打つヤツです。右はこうしてみると細いですねぇ。元のもけっこうジャンボな感じなんですが・・・
高さはこれから打つヤツの方がずいぶんと高いです。上がこれから打つヤツ、下が今まで付いてたヤツです。
元々付いていたのが太いのと、これから打つヤツのタングが小さめなので、指板の溝をいつもの様に木工ボンドで埋めてゆきます。この埋め具合も微妙な作業ではあるのですが、木工ボンドは乾いても柔らかいので、今回はけっこうしっかりと埋めました。
で、後はいつもの様にひたすら叩いて打ち込んでゆきます。
この間ストラトに打った、Jim Dunlop の #6000 は固くて、アールを付けるのも整形も大変でしたが、このミディアムハイのフレットは細いだけあって適度に変形してくれるので、丹念に叩いてやると、指板のアールになじんでくれて、けっこう上手く打てました。
打ち終わったら、上の様に定規を当てて、でこぼこを確認します。叩き直して修正できる所は叩き直し・・・
最後はすりあわせます。今回は上手く打てたようで、擦り合わせは最小限で済みました。(^O^)。
というわけで、上の様に無事完成です。端の面取りはこの後小さいヤスリで、指でさわって引っかからない様に丸めてやります。
さて、お次ぎはピックアップです。ダンカンの Hot Jaguar が手に入ったりして、アレやこれやと試しましたが、リアはやっぱりフェンダージャパンのジャガー用に落ち着きました。ノイズが無くて、適度な太さで、シングルのアタック感がのこるもの・・、ってことでやっぱり、これになりました。(写真では Duncan のカバーが付いていますが、カバーだけで、中身はフェンダージャパンのジャガーです(^_^;))
しかし、フロントの BM-900 はちょっと弱いかなぁ〜?というかんじがして、こちらもいろいろと試し直してみました。
Duncan のスタックタイプのシングル、STK-1S のネック用も手に入ったので、じゃぁ、Hot Stack をフロントにするって手もあるよねぇ、と上の様にもしてみましたが、Hot Stack-n は以外とあまりホットじゃなくて、線が細い・・・。
他のシングルもいろいろと試しましたが、センタースタックでハムキャンセルしながらとなると、イマイチ抜けが悪かったりして、上の様にディマジオの Curiser-b も載せたりしてみましたが・・・・ン?だったら・・・
引き出しの奥に閉まってしまって忘れておりました。白く塗った Bill Rawrence L-250 !そうだよねぇ。最初はこれを使おうとしてたんだよねぇ。コイツはハムノイズも出ないし、過激なアタックだし!
初心に返って、めでたくピックアップ選びも落ち着きました。ハムキャンセル用のセンターのスタックタイプのシングルですが、Hot Stack でも、STK-S1 でもノイズは同じ様に消せましたが、どちらかというと STK-S1 の方がフロント単体としては適度な太さとパワーもあって使いやすそうだったので、そちらはいずれどこかで使うか?と、残し、Hot Stack をセンターにいたしました。
さあ、今度こそホントに完成だよぉ〜!まだまだ次に作るものが控えてるからねぇ〜!この丸加スペシャル4号機は、今度のライブでお披露目予定で〜す!(^_-)。
2009.10.01
2017年、無事、里子に出しました。m(__)m