気になるピックアップ、聞き比べ大会!

 毎度のオークションで、いろいろと気になるピックアップを入手、一気に全部取り付けて、聞き比べをする事にいたしました。特に今回はセンターシングルコイルでの、個性の多様さにビックリいたしましたよぉ。

 早速、今回の新入り君達をご紹介しましょう。


Duncan SH-13 dimebucker

 丸加スペシャルのフロントに付けた"HotRails"、実にブライトながら高出力ですっかり気に入り、他のダンカン製品にも興味がわいておりました。(実は今回登場しないシャーベル君のフロントも、秘密裏に"Hot Rails"に換裝済みだったりします)Duncan のホームページでは、PickUp の試聴ができるのですが、この SH-13 dimebucker は、聞けなくなっており、そのルックスも合わせてとても気になっていたのでした。ダンカンの中でもかなり高出力なモデルのようなのであります。

 ほー、裏面は金属ではなく、樹脂製なんですな。ピックアップの取り付けネジですが、ボディー直づけ仕様のようで、ネジの無い大きめの穴になっておりましたので、とりあえずナットを付けて、Greco 新入りの黒ちゃんのリアに取り付けました。

Duncan SH-4 JB

 お次ぎは定番中の定番!SH-4 JB であります。試聴ができるダンカンのホームページですが、パソコンで聞いてると、ほとんど差がわからないのですが・・(^_^;)、この JB だけは、あきらかにハイの抜けが良いのがわかります。

 ちなみに直流抵抗値は上のように16kΩほど、けっこう大出力の部類のようですが、これで高音が抜けるのなら GIG MAX 並かも・・(^○^)

メーカー不明、ブレードタイプ

 実は、上2つのダンカンと、このメーカー不明のツインブレードタイプのピックアップと合わせて3つで、8,750円!だったのでした!儲けものでしょ!

 ご覧のようにピックアップの背面はプリント基板になっております。こんなの初めて見たよぉ〜。

 しかも厚みがすごい!上の写真右は SH-4 JB なのですが、ほぼ2倍ありますねぇ。ハムバッキングの上にスタックタイプで、4つコイルが入っているのか・・?いかにもハイパワーそうですが・・

 裏のプリント基板ののどこから線を引っ張るのかわからなかったので、一番抵抗値が大きい所から出してみたのですが、直流抵抗値は11kΩほど。あまり高くないですねぇ。これは Greco 弟(赤)のリアに取り付けましたが、ピックアップのつり下げネジは"ミリ"タイプで合ったので、国産モノだと思われます。

YAMAHA Select by EMG

 文字がほとんど消えかかっているので写真でもわかりませんが、YAMAHA SELECTED by EMG と刻印があるシングルタイプです。EMG と名を冠していても、アクティブではなくパッシブタイプです。ヤマハのRGシリーズに付いていた?とかいう物のようです。

 でも、韓国製なのねぇ〜。この"Selected by EMG"ってのは、80年代に流行りまして、私愛用の Greco の弟分に当たる、GPH、GPS というPRS風ギターにもこの刻印がありました。本家 EMG でもパッシブタイプも出していまして、高出力ローノイズ、という評判なので、ちょっと期待しておりました。

TRILOGIC TL-4:Hot Rod

 聞いた事の無いメーカー、"Trilogic"(トライロジックと読むらしい)。ネットで調べてもベース用プリアンプは出てくるのですが、ピックアップに関する情報はあまり見つかりませんでした。新品で 3000円也。見た目で買ってしまいました。(^_^;)

 シングルかと思ったら、4芯が出ていますので、ハムバッキングなのか?

 パッケージには、色画用紙にパソコンで印刷したような紙が付いていて、そこには "Big & Loud,verry punchy" "Hand Made in the U.S.A."とあります。

 ただ・・・

 裏面のマグネットと思われる部分、半分が空洞になっているのだが・・、これで正常なのか?それとも不良品をつかまされたのか?

 見かけとは裏腹に直流抵抗は小さいです。はてさて、どんな音なのだか・・・?

 

 以上が、新入り君達の紹介でした。とりあえず片っ端からボディーに載せてみて、今までのピックアップも含め、一斉検証する事といたしました。

 いやぁ〜、壮観壮観!上の7本はすべて、リアハムとセンターシングルが、異なるピックアップが付いております。


リアハム編

 検証はいつもの Boss GL-100 ですが、少しでもピックアップの個性が出やすいようにと、歪み系は、ディストーションではなく、軽いオーバードライブにしてみました。

 シングルコイルでは、その甲斐あってピックアップの違いが如実に出たのですが、リアハムはやっぱり、歪む量が微妙に違うものの、あまり差が出ませんでした。iMacのスピーカーでは判断不可能な程度の差です。仕事場のNS-10Mでも、かなり微妙な差にしか聞こえませんでしたねぇ。なので歪み音は一部割愛しております。また、ピックアップの高さはどれもだいたい、弦から4mm位のセッティングです。

 例によって録音レベル等いっさい変えずに録音しておりますので、クリーンサウンドでそのピックアップの出力がわかるかと思います。

 ではでは、スタートです!

 
クリーン
オーバードライブ
 もう何度もお聞かせしていますが、私にとってはこれが基準になりますので、しつこく出します。(^_^;) 出力は普通というか、今時のものと比べれば小さめかも知れませんが、高音域の抜けが非常によろしく、お気に入りの音です。後で出てきますが、大好きな "GIG MAX" は、これをパワーアップして、低音をゴリっとさせたような感じなかなぁ〜?欠点は、ハムバッキングのくせにノイズに弱い所です。
 噂に違わぬハイパワーであります。特に低音がやたら出ます。6弦だけ音量がでかく、クリーンで使うにはコンプでもかけないとちょっとバランスが悪いくらいですが、歪ませれば、でかい低音域はそれだけ歪みが増えてブライトになり、メタル系のリフを弾くのにはいいでしょうねぇ。クリーンでは高音の伸びはあまりありませんが、歪ませるととたんに色っぽくなりますねぇ。なかなかお気に入りになりそうです。 上の Greco と歪み具合を比べていただくと、このピックアップのハイパワーぶりが確認できるかと思います。

 実際の使用に置いてはピックアップの高さをもう少し下げて、他のピックアップとバランスを取ってやるのが良いと思われます。

 あ〜、非常にバランスの良いピックアップですねぇ。けっこうパワーがありながら、高域も適度に抜け、上の Dimebucker 見たいに低音が出過ぎという事も無く、クリーンでも歪ませても、良い感じです。定番になるのもわかりますね。Greco のDRY-V のパワーアップ版みたいな感じもしますが、Greco よりは太いですね。
 コイツも何度もお聞かせしておりますが、やっぱりハイの抜けはピカイチですね。パワー的には、上の"JB" よりやや大きいか?それと、アタックがパリンとピークが立つような印象があります。ハムバッキングのキャラクターを守りながら、シングル並みに高音が抜け、でも細くない。やはり私の理想のピックップの地位は揺るがないようです。
 直流抵抗値通り、見かけほどのパワーではないですが、まぁ、ハイパワーの部類には入るでしょうね。音も至って普通・・。歪ませればそこそこいい感じになりますので、悪いものではないですね。ただ、ブレード状のポールピースの長さがちょっと足りない・・、1弦6弦はギリギリ載ってるって感じですので、レスポールとかのピッチの狭いギター用のようです。ん〜、これは使わないかも・・(^_^;)
 丸加スペシャルに付けた、ディマジオスーパーディストーション。上のダンカンの2つと比べると、ちょっとおとなしくさえ聞こえてしまいますが、これはこれでハイパワーです。でも、ダンカンの白が手に入ったら、載せ買える可能性もありそうな・・・。すっかりDuncan 派になっちゃいましたねぇ。(^_^;)
 おそらく Duncan SH-13 Dimebucker が一番音がでかいだろうと、最初の録音レベル決めをしたのですが、コイツを忘れておりました。ハイハイ、クリップしちゃいましたぁ。でも、メーターの振れほどパワフルさを感じないのは、バランスが良すぎるからか?

 

 いやいや、いずれ劣らぬハイパワー(除くGreco)達でしたねぇ。Dimebucker はやはりとんでもないものでしたし、JBの絶妙なバランスも感心いたしました。DimeBucker はおそらくそのまま、黒のグレコ三男に付けたままになると思います。ただ、まぁ、いつもの締めくくりと同じになっちゃいますが、歪ませちまえば皆同じ・・ではありまする。(ーー;)

 


 

センターシングルコイル編

 こちらは、かなり個性派ぞろいになりました、出力もかなり違うし、ピックアップ遊びはシングルの方が楽しいかも?(^○^) 

 こちらの録音は、上のハムバッキングのテストのセッティングのまま録音しておりますので、出力の違いもお楽しみくださいませ。

 
クリーン
オーバードライブ
 シングルもやはりこのグレコが、私にとっては基準なのですが、今回の試聴の後、これを基準にしてはいけないか?と思うようになりました。詳しくは最後に書きますが、コイツは以外とハイパワータイプだったようであります。しかもハイパワーでありながら、シングルらしさも残しておりまして、なかなかのすぐれものでありました。さすが純正だけあって、Greco NYS-65 のDRY-VとDRY-Sは、ピックアップを切り替えてもほとんど音量差が無いのですが、それは、リアハムはパワーよりも高域を、シングルは高域よりもパワーを、という風に作ったのかなぁ〜、と想像いたしました。
 4芯である事からハムバッキングでは?と思いましたが、音的にはシングルっぽいですねぇ。ただ、"Big & Loud,verry punchy" と書いてあるわりには、出力がやたら小さい。やっぱり裏の空洞にはもう一個磁石が入るんじゃないかなぁ〜?ん〜、音のキャラクターは良いのですが、今の時点ではお蔵入りになりそう。
 実は今回一番期待していたのはコイツなのですが・・・ん〜残念!パワーは取り立ててどうという事は無い。シングルコイルらしい高音のシャリッと感も無い。実はコレ。3個セットで買っちゃったんだよなぁ〜。失敗か?ストラトのボディーでストラトらしくない音を出したい時には、良いかも。(^_^;)
 黄金バットのようにまっ金金になっちゃってますが、グレコ長男に移植した Jackson です。ゴールドのピックアップカバーが手に入ったもので・・ついやってしまいましたぁ(^_^;)。

 いやぁ〜、コイツはジャキジャキサウンドですねぇ。センターでこの音ですから、リアには付けたくないですねぇ。グレコ長男には、これに"GIG MAX"が載っている訳でして、かなり高音域が出るギターになってます。ただ、私の場合、メタル系の歪みを使用しておりまして、そいつはハイがカットされちゃう歪みなので、このくらいでちょうど良いと言えばちょうど良いのでした。パワーがあるように感じていたのは、高音域が異常に出ているせいだったようで、レベルメーターでチェックすると、実際にはそれほどパワフルではありません。ただ、スタックタイプなのでノイズは少ないですねぇ。

 もう皆さんお忘れでしょうが、私がジャンクギターに手を染めた記念すべきギター、ピンクのフェルナンデスのセンターに付いている、ヤマハの RGX のピックアップです。これがなかなか気持ちのよいシャキシャキ感でして、ストラトっぽい音を出したい時はコイツだな!と思っていたヤツです。

 こうして改めて他と比較してみると、なかなかバランスがよく、パワーもそこそこあり、良いですなぁ。Kitaro Special のフロントに付けたのもコイツでありますが、ひょっとしたら私にとっては、理想のシングルコイルかも?

 丸加スペシャルに付けた、フェンダージャパン製、ムスタング用のピックアップです。パワーは全然ないんだけど、ハイの出方のバランスは、すごく気に入っております。ストラトとはまたひと味違ったシングルコイルサウンドですよねぇ。このままの音でパワーアップしてくれると、リア、フロントとバランスが取れるのですが、リア&フロントは強力すぎるのが付いてますからねぇ。対抗できるシングルってあまり無いかも。
 ハイハイ、当たり前ですが、これが一番パワーがありますね。でもアクティブピックアップって、シンンルだのハムだのってくくりに入れて良いのかどうか?

 いや〜、シングルコイルって難しいですねぇ。それぞれ音がかなり違います。期待していた Yamaha-EMG がイマイチだったのですが、パワー比べでいくとナント!FGIについでパワーがあるのは、Greco でありました。そうだったのかぁ〜(>_<)。ずぅ〜と Greco でやってきていたので、シングルコイルってのはこのくらいのパワーがあるもんだと思っていましたが、間違いでしたね。ただ Jackson ほどはいらないけど、もうちょっとジャリっと感があると完璧なんですけどね。

 という訳で、Jackson を載せた長男以外の Greco NYS-65 のセンターはすべてオリジナルに戻す予定であります。でも、この Greco DRY-S を3個載せたギターってのも作ってみたくなったりして・・・、センターやフロントでどんな音がするのか、とても興味がわいてきてしまいました。試すとすると・・・あいつかなぁ〜?(^^ゞ

2006.05.27


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