なんとびっくり!21円のアリア Magna シリーズ

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 さてさて、最後の問題は、ブリッジのサスティーンブロックが後ろにはみ出す、ということでどうしようかなぁ〜?と、いつもの通りオークションチェックをしておりますと・・・なんとタイミングよく、32mmのフロイドローズ用のサスティーンブロックの出品があるではないですか!
 長い事オークションウォッチャーをしておりますが、コイツの単品の出品を見るのは初めて!オー神は見捨てていなかったのねぇ〜、と落札。

 さあコレでいよいよ完成。落札品が届くまでの間、ボディー裏のふた類でも作って見ましょうか?
 まずは、アッセンブリーのキャビティー用です。

 シリアルナンバーが入っていましたねぇ。93年の作でしょうか?

 自作にあたっては、下のエンビの板を買って参りました。

 透明のヤツ等も売っていて、それも面白いかも!とは思ったのですが、K様のご予約が入っている事ですし、ノーマルに仕上げましょう・・・、ということで、色は黒の2mm厚のものを買って参りました。

 まずは、型紙を作ります。

 この部分のカバーって、各機種とも個性的な形をしていて、微妙なカーブの付いたものが多いのですが、コイツは、割と角形をしていますので、作りやすそうです。

 ボックス合わせて紙を切ったら、ネジ穴もきちんとマーキングしておきます。

 塩ビ版のカットには、上のようなちょっと変わったカッターを使います。

 引っ掻いて、溝を少しずつ掘ってゆくような感じで、切れ目を入れてゆきます。ある程度の深さになったら、ちょいと曲げてやると、パキンときれいに割れます。

 無事カット完了!

 ネジ穴はハンドドリルで開けます。

 角はヤスリで丸めます。

 そしてネジ穴を合わせながら、少しずつまわりを削って、サイズを合わせます。

 ネジ穴は、太いドリルの歯で、半分位を削り、ネジ頭の入るスペースを作ります。

 完成!まぁシロート仕事なので、角のアールの処理とか、細かいところは勘弁してね。

 

 同様に、スプリングボックスの裏蓋も、作っちゃいました。

 

 さ〜て、それじゃ、サスティーンブロックをつけかえるかぁ〜、と思って作業に入ったところ・・・・・

 がーん!取り付けネジの径が違いますぅ。(T_T)

 えっ、じゃぁ、他のブリッジは・・・と調べてみると・・・

 上のフェルナンデスもダメ (T_T)

 ミディアムスケールのストラト用に手に入れていたブリッジもダメ (T_T)

 ペグに付いて来たアリアのマグナも・・・ダメ (T_T)

 密かに入手していた、フェルナンデスのFRTも・・・ダメ (T_T)

 国産は全滅かと思ったら・・・・グレコはオッケー! (^○^)
 しょうがねえなぁ〜、グレコと取り替えるかぁ〜、と渋々バラしてみると・・・

 プレートにネジが入りません。(T_T) リーマーで広げる事はできるが、それはちょっとやりたくないよねぇ。

 じゃ、ネジが入るプレートは無いかと調べると・・・

 フェルナンデスのボディークラッシャーは、入り事は入るが、ネジの頭が飛び出るのでアウト!  

(T_T)

 結局、解決策は無く、またまた無駄な買い物をしてしまいました。

 このギターでの、今までの無駄な買い物は・・・ペグ(アリアプロ製ブラック)、アリアのブリッジ(コレはオークションで売りさばいて、2,000円ほど回収しました)、フェルナンデスのブリッジ(ボディークラッシャー)、サスティーンブロック・・・・・

 ん〜、21円で買ったのに、なんだかんだと金がかかってしまいました。安物買いの銭失いとは、この事なり。

 いやね、上の様に本物のフロイドローズなら、問題なく載るんだけどね・・・。
 ペグだって、GOTOH 製を付けちゃったしね。21円につられて落札しちゃったけど、結局お高いギターになってしまいましたぁ。(T_T)

 という訳で、ブリッジ探しは振り出しに戻りました。K様すいません。納品まで今しばらくお待ちくださいませ。m(__)m


 とりあえず、現実逃避のため(笑い)、塗装はげの補修等にチャレンジしてみました。

 青のラッカーを買って来たのだが、色はやはり微妙に違いますねぇ。まぁ、そこはご勘弁。ちょっとだけ傷が目立たなくなる・・・、程度の補修でございます。

 このあと、コンパウンドで磨く予定です。

 

 

 次回こそは、なんとか完成編をお送りできるよう、ブリッジ探しの旅へ出発いたします。(T_T)

2005.10.11


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