2回目、ベースとギターのダブルネック Kimaira 2

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 ボディーの接合が無事完了いたしましたが、問題点もいくつかありました。まずは一つ目、ネック側が重くて、ストラップでつり下げた時のバランスが悪いという点・・・

 前のページでふれたように、ネック側のストラップピンの位置が、初号機よりもボディー側についております。なので〜、ここの部分を伸ばしちゃってみましょう!出来るのか?(^_^;)。

 まずはストラップピンの位置に大きめの穴をあけまして・・・

 

ボディーの補強に使った丸棒をエポキシで接着!ここにストラップを通してみて、だいたいどの辺りだとバランスが録れるか探りました。パーツ類が付くとボディーは重くなるので、とりあえずだいたいの目安だけです。
 この周りにエポキシのパテをくっつけていって成形する手もありますが、パテもそこそこのお値段がしますので、切断してしまったボディーの残りの部分を再利用いたしましょう!ベース側は合板なので、ギター側の木っ端を使います。

 真ん中に穴をあけ、棒に通して、エポキシの接着剤を隙間に流して固定しました。エポキシの接着剤は、今は百均で買えるので安くすみますねぇ。

 で、だいたい削りまして・・・

 つなぎ目にはエポキシのパテを詰めまして

 ペーパーで成形いたしました。最終的な長さは、ボディーの他の部分とのバランスもあるので、まだ少し長めで残しておきました。


 さて、お次の課題。ギターの下側をかなり切り取ったため、配線キャビティーが、ほとんど表面の薄皮1枚状態になりましたので、ここの成形と強度増ですね。

  ここも切断した廃材を再利用いたします。


 だいたいの形に整えたら、後はパテで隙間を埋めながら固定です。

 そうそう、

 今回は、アウトプットジャックも、ベースとギターを並べて側面に取り付けたいと思います。

 で、上のような感じになりました。アウトプットジャックの上側(写真では左下側)は、その横の P.U.セレクターのトグルスイッチ用に空けた穴に通じていて、そこから配線を出します。
 あちこち、エポキシのパテで修正やら継ぎはぎやらになってますが、つぶしの塗装をしちゃえば、わからなくなるでしょう。

 そうそう、アウトプットジャックのプレートも作らなきゃ無いですね。

 透明なうすいプラスチックで型紙を作って、白のプラスチックを切り出し、お湯につけてエイヤッっと曲げて・・・

 うまくいきました。(^o^)/

 その他の裏蓋も作っておきましょう!

 上はベースとギターのつなぎ目の配線部分。現状だとけっこう狭いので後で広げる予定ですが、蓋の部分がハマるへこみ部分を彫刻刀で掘っていきます。

 こんな感じ。そして・・・

 ギター下の配線キャビティーの部分も、蓋がハマるへこみを掘りました。

 細かい修正はまだあるだろうけど、裏蓋類はこんな感じになりました。

 ここまで来た所で、一旦全部組み立てて、オンザロックスの練習に持っていって試奏して来ました。


 

 試奏の結果、ん〜、パーツ類も付いちゃうと、やっぱり軽くはないですなぁ・・・。もう少しカットしましょう!

 もうあんまり削れる所はないですが、ベース側はもっと小さく出来ますね。あと、ギターの下側、座った時に膝になる部分を切り込みました。

 パーツが付いているうちに、伸ばした上部カッタウェイの先、ストラップピンのつく所の長さも、バランスを確かめてカット。

 あとは・・・・、そうだ!光るピックアップを付けるために電池を入れますが、現状だと配線キャビティーの中にぎりぎり収まりそうですが、軽量化のため、電池ボックスも別に掘っちゃいましょう!

 背面は穴だらけですねぇ。

 ベースとギターのつなぎ目の配線スペースも広げました。少しでも軽量化・・・(^_^;)。

 自作の裏蓋パネルは3枚になりました。スプリングキャビティーの蓋も彫り込んで段差が出ないようにした方が、高級感は出るのですが、周りのパネルと距離がとれないため、そこだけは溝なしで上から被せます。

 さあ、後はサンドペーパーで地道に成形、そして表面の整えですね。角が立っていると塗装がのりにくいので、なるべく丸っこく整えました。



ちなみに

 Kimaira 初号機とボディーを重ねてみると、上のような感じ。一回りは小さくなってるかなぁ?ギター側のボディー下部分は、けっこう切り込めました。

 


 

さて、ここからは塗装に向けての、下地の処理などをば・・・。

全体で #600くらいまでのペーパーで整えましたが、

 上の様に、節?の部分とかは小さな穴がありますし・・・

 ベースのボディーは、表裏は固めの付き板が貼ってあるようですが、合板ですので、側面は上の様にシマシマで、塗装の浸透具合が均一にはならないですよねぇ。

 そこで・・・!

 水性の木工ボンドを、水で薄めて塗ってみました。(前にネットのどこかでこんな処理を見たきおくがあったのでした)
 節の部分も、小さい穴を木工ボンドで埋めてみました。

 そして、このあと、普通に砥の粉で目止めです。

 さらに木工用プライマーも塗って、万全を期す?(^_^;)

 そしてサンディングシーラー。

 ここからのペーパーがけは、最後の仕上がりを左右しますので、いつものごとく、消しゴムをあてて、丁寧に平面を出して行きます。

 

 さあ、そろそろ何色にするか決めなきゃ無いですなぁ。「黄色のシマシマでタイガース模様がいいんじゃないの?」とか、「ゴールドで金ぴかがいいよ〜」と、外野の声も聞こえましたが、確かにゴールドは良いかも・・・?

 と、ホームセンターの塗料コーナーをうろついていると・・・

 いつもシースルーレッドにする時に使っている、キャンディーカラーのシリーズに、"ゴールド"が出ておりましたぉ!他にメタリック系のカラーも増えてました。これは試してみないとねぇ〜!
 今回はつぶし塗りですので、何かの色を塗って、その色が透ける状態でゴールドになるのか?

という所で、今回の報告はここまで!どんな色に仕上がるのか?次回完成編を待たれたし!!

 2016.03.29

 

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