あるもので1本!フェルナンデス FR

 

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 部屋の片付けなどをしておりますと、ダンボールにいくつものネックとボディーが・・。ん〜、少なくとも1本は、ギターに仕上げられそうです。まずはコイツかな〜?

 ネックボディー共にフェルナンデスのFRシリーズ。ネックの方は、"SUSTAINER"の文字が入っている、つば出し24f、レギュラースケール、ワンピースのなかなか良さげな感じ。FR-55s のスタンプが見られます。


 低フレット側に凹みが結構あるので、フレットは打ち直したほうが良いかなぁ?しばらくやっていないから、また下手クソになっていそうですが、修行を兼ねてやって見ましょう。

 

 ボディーの方は、型番は不明ですが、S-S-H 、フロイドローズ"プロ"仕様のザグリに電池BOX用の穴がついています。ネックジョイントのネジ穴位置などからして、赤いキルトのフェルナンデスと同じものかと思われます。


 ネックのジョイント部分を見てみると・・

 似てはいるけど、微妙にネジ穴の位置が違います。それとネックポケットがかなりきついです。どのくらい位置がずれているかというと・・

 

 Photoshop で重ねてみると、上の通り。赤丸がネック側、青丸がボディー側です。ネックポケットがきついのは、ポケット内側に結構塗装がのっていたので、それを落としてやると、うまいこと収まりました。
 で、ネック側の穴を一旦エポキシで埋めて、空け直しですね。

 例によって、ロックナット、ブリッジ、ペグを仮付けして、1弦と6弦を張って見て具合を見ます。

 ナットからスタッドまでの距離も測ります。レギュラースケールだと、635mm前後にスタッドが来ると、オクターブ調整の範囲に収まる・・はず。(^_^;)。
 特に問題なさそうなので・・

 クランプで留めておいて、穴あけ作業です。まずは、ネジを少しねじ込んでやって、くぼみをつけてといてから、ドリルで穴あけ。深く空けすぎないように、少し掘ってはまたネジをねじ込んで見て、とやってうまいこと行きました。
 穴あけ終了後のネックは、こんな感じ。


 さてでは、パーツを組み込んで、とりあえず試し弾きできるようにいたしましょう。

 ペグの手持ちは、ノーブランドの新品のゴールド(ゴールドって決まったわけではないけど・・)。ロックナットも手持ちのものでサイズが合うのがありました。しかし上のようにこのヘッドだと、テンションバーが必要ですねぇ。

 あら、ピカピカで、なんだか随分と豪華なルックスになってきちゃいましたねぇ。(^_^;)。

 ブリッジはとりあえず、なんでもコイの、フェルナンデス FRT-4 。ただブリッジのザグリが"PRO"仕様なので、弦を緩めるとブリッジがどこまでも下がっていって(アームアップができすぎて)、ちょっと使いづらいかな?

 ピックアップは・・・、せっかく電池BOXがついていることですので、アクティブにいたしましょう!

 Shaller 製のアクティブピックアップの S-H、センターには EMG SA を載せて見ました。EMG は今は手持ちでは白しかなかったのでパンダですが、テスト用でございます。

 気になる Shaller の音ですが、アクティブですので、比較対象は・・・

 EMG SA と85 の28フレット仕様のマグナと、18V の DUNCAN LIVE WIRE の S-S-H のフェルナンデスに登場願いましょう。28フレットマグナの EMG SA は、取り付け位置からしてフロントというよりは、センターくらいの位置ですが、一応フロントとして比較しますね。さらにこのマグナは、1音下げチューニングなので、厳密な比較にはならないことをご了承くださいませ。m(__)m。

リア

ハムバッキング

Shaller

EMG 85

Duncan LiveWire

Shaller は、音色的には EMG 85 に近いですね。パワーはやや落ちますが、よりパッシブに近いハムバッキングらしい音です。LiveWire はやはりきらびやかさで、一枚上手な感じです。LiveWire は一部のアーティストモデル以外は、もう Duncun のホームページにものっていませんねぇ。
 センター

シングル

EMG SA

 
Live Wire

この白い LiveWire はちょっと出力が控えめ?なので、Classic の方かと思いますが、どちらも綺麗なビンテージ系のシングルコイルサウンドです。EMG SA の方が、低音が大きく暴れ気味な印象です。
フロント

シングル

Shaller

EMG SA

Live Wire

Shaller は他と比べると、パワーはちょっと落ちますね。線の細い、ビンテージ系の音です。アリアに乗っている EMG は本来のフロントの位置ではないですが、この位置でも低音が出すぎなくらいですねぇ。LiveWire はやっぱり、他とは一線を画した音に感じます。

 というわけで、Shaller のアクティブピックアップの検証も無事終了!
 ちなみに、Shaller と EMG は同位相で、ハーフトーンもできましたよ!

 Shaller で S-S-H の3発が揃えば良いのだけれど、センターはヒカリものにするかぁ?いや、アレ?・・・

 

 右の今回の FR に白の EMG が1発だけ余ってるってことは、左のアリアから EMG 2発を右に移植、左のアリアには Shaller の S-H 、と言う事で丸く収まりそうな気がしますねぇ・・(^_^;)。

 そうするとブラックボディーに白い EMG 3発で、カッチョ良くなりそう・・。

ま、とりあえずは、フレットを打ち直しながら、どんな仕上がりにするか、じっくり考えましょうかね。

 2018.09.27

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