PisomoにTiger&HDD換装着

 今使っておりますPowerBook、通称Pismoは2000年のモデルでありまして、もう既に5年が経過しておりますねぇ。5年前のパソコンっていたら、もうとっくに現役を引退するようなもんでありますが、ギリギリ、OS X 対応になっておりまして、現在もバリバリ毎日使っております。。一応当時は最高スペックのマシンでありまして、G3/500、HD 20G、メモリーもこの間増設して768Mとなっており、Pantherでもなんとか使えておりました。まぁ用途は、プライベートでのネット関係だけですので、のんびりと使えていてコレはコレで良かったのでありますが、メモリーは先日増設したので大丈夫ですが、ハードディスクが20Gなもので、仮想メモリーをばんばん使う OS X では、ちょっと足りなくなって来ておりました。
 そこで、HDを大容量のものに換装し、ついでにOS X を Tiger にしてしまおうと思い立ってしまいました。

 まずは、ハードディスクの入手です。毎度のオークションでバルクものの新品80Gを10,001円にてゲット!

バルク品とはいってもちゃんと日立製(Made in Thailandだけどね)5400回転の高速なやつです。

そして、入替、インストールの作業の効率化のために、下のモノも580円でゲット!

2.5インチのコネクターを3.5インチ用への変換コードです。コレを使って外付けのFirewierのハードディスクケースに入れ、作業をするのであります。

 上がその外付けのケース、FireWierの他、USB1.0/2.0 にも対応していて、ドライバーを使わずにすぐバラせて中身を入れ替えられる、とっても良いヤツであります。
 こいつに突っ込んで、ディスクユーティリティーで初期化してやると・・・

ご覧の様に見事マウントされました。

 そしてCDから起動し、外付けHDDへとインストール!いきなりTigerをインストールするのではなく、まずはPanther をクリーンインストール。その後必要なデーターやセッティングなどを、元ディスクから移動してから、Tiger をアップデートでインストール、という手段を使いました。いきなりTiger にしてからだと、データーやセッティングのファイルなど、ただコピーで入れてやっただけでは、互換性がとれなくなるかも?という思いで、このようなインストール作業をすることにいたしました。

 それにしてもMacって、CDだろうが外付けHDだろうが、起動ディスクになれちゃうんだけど、Windwosって、いまだにCドライブじゃないとだめなのかな?(Winのことはよくわからないんだけど・・・)OS 9 の時代、試しにMOにシステム入れて起動してみたことがあるけど、速度は遅かったけど、ちゃんと起動しましたねぇ。

 さてさて、インストールも無事終了。外付けから起動したままで、古い内蔵のHDDから、必要なデーターや設定ファイルなどをコピーして、現在までと同じ環境を構築いたします。

 で、続いて Tiger をアップグレードでインストール。再起動いたしますと・・・

お見事!起動オッケーでございます。

さあ、それでは、いよいよPowerBook の開腹作業に入ります。
外付けにしていた新しいHDDを、内蔵のものと交換すれば、それがそのまま起動ディスクになります。

 キーボードを外すと内部にアクセスできます。上図はヒートシンクを外したところ。

 続いて CPU &メモリーが載っているドーターボードを外します。

そしていよいよハードディスクを外します。

この後の作業で必要になるのが、"トルクスドライバー"という特殊な工具です。

 ←これがそれ!

先代のPowerBook 500 を使っていたときに買ったものなのですが、実は使うのは今回が初めて。
PowerBook ユーザーには、一応必携の工具となっております。

先端は、上図のように六角形の星形をしております。なんでこんな特殊なねじを使うんでしょうねぇ?

で、実際に使う場所が・・・

上図のハードディスクの取り付けねじに使うのでありました。

取り付けもあっという間に終わり、元通りに取り付けてゆきます。

そして忘れてならないのが・・・・

CPUのカードを外したときは、一度このリセットスイッチを押してやります。日付なんかの設定もすっかり無くなってしまいますので、再起動後にはちょこっと設定し直しが必要です。

 おみごと!Tiger で動いている Pisomo でありまする。(^○^)

ハードディスクもたっぷり余裕の容量ですので、iTues にもバンバンCDを放り込めそうですし、写真のデーターベースも置けそうです。


 さてさて、それでは Tiger の使い勝手はどうなのか・・・・ともうしますと。

 重いのでは?と思っていた Tiger ですが、実感としては Panther とそう変わりない感じです。OSの起動は、Pather より速くなりました。ハードディスクが速くなったせいもあるのかもしれませんが、しゅるしゅるしゅるっと立ち上がります。でもPowerBookなんで、スリープスリープで使っていてたまにしか起動はしないので、あまり恩恵は無いですが・・・

 サファリの起動は、相変わらず時間がかかりますが、Mail は、軽快になりましたよ!Pantherまでの Mail は、起動すると検索用の索引を作り始めてしまい、ちょっとうざかったのですが、検索関係は"スポットライト"に任せられちゃったので、その分テキパキ動く感じです。デザインもがらりと変わり、「あ、新しいソフトを使っているんだなぁ〜」と一番実感できるのが Mail かもしれませんね。

 Tigerのウリの一つ"Dashboard"、私にゃあんまり必要なものはないなぁ〜、電卓だってDashboardだと、ほかのアプリに切り替えたときには見えなくなっちゃうから、使い勝手が悪いし・・・などと思っていたのですが、「iTunesで再生している曲の歌詞を表示するWidget」なるものをダウンロードしてみたら、なかなか良いのですよこれが!洋楽邦楽とも探してきてくれます。簡単なiTunesの操作もできて、便利でした。でも、これもよ〜く考えてみると、別にDashbard じゃ無くて、単体のアプリの方が良いような・・・(^_^;)

 あ、それとAirMacとの接続が速くなりましたねぇ。Panther までは、PowerBookのふたを開けてスリープを解除すると、3〜4秒くらいかな?メーニューにある AirMac のアイコンがグレー表示で、ネット接続までワンテンポ遅れていたのですが、Tiger ではあけたときには、もうアイコンがちゃんと黒くなってて、グレー表示が見れなくなりました。これはよいですなぁ。

 それから「ことえり」もちょっと賢くなっています。

 上の図のように、最近使った変換候補が出るようになりました。携帯電話などではよくある機能ですものね。これは便利です。

 さてさて、この Pisomo クン。とりあえず Tiger はオッケーな様ですが、果たしてどこまで最新OSについて行けますかねぇ〜?iTunes、iPhoto、アップルワークスなどは、快適に使えていますが、"Garage Band"は、Pantherの頃からそうでしたが、CPUパワー不足で使い物になりません。2トラックぐらいしかいけませんし、プライベートルームでのギター練習用にギターアンプ代わりにも使ったりもするのですが、ディストーションは使えますが、アンプシミュレーターにすると、音が出ません。(T_T)

 最近出たニューiBook、良さそうですよねぇ。スペックはほとんど PowerBook に近づいちゃいましたものねぇ。ほしいなぁ〜、とも思うんだけど、このPismoにも愛着があるので、もうだめだぁ〜、となるぎりぎりまで使い倒して行くんでしょうな。

2005/08/03

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