OS Xに移行できないわけ

 新しいマシン(1.25GH DUAL)も手に入れちゃったことだし、OS X対応のアプリも出そろってきたことだし、できることならOS X環境に完全移行できないものかなぁ〜、と、あれやこれやとセットアップを試みてはいるのですが、ネックになるアプリやユーティリティがあって、未だうちの仕事はOS 9で動いております。

 いや、最後のOS 9マシンって事で新しいマシンを買ったわけですから、それはそれでいいはずなんですが、昨今のOS X環境の充実ぶりを見るにつけ、できることなら移行しちゃいたいなぁ〜、という欲望がふつふつと湧いてくるんですなぁ〜。それにさすがDUAL CPUマシンだけあって、OS Xの方がマシンのパフォーマンスが全然良いのよねぇ〜・・・・

LOGICに関しては問題無しのOS X

 EMAGICがAppleの子会社となったこともあって、LOGICのOS X版は、問題なく働いてくれそうです。

 OS X版のLOGICのオーディオとMIDIのドライバは、OS標準機能の"Core Audio"と"Core MIDI"に統一されました。(さすが子会社!)心配していたAudiowerk8のCore Audio 対応ドライバも提供され、うちのオーディオ&MIDIの周辺機器はどれも問題なく、OS Xで使えております。(^-^)

 Core AudioとCore MIDIの説明に関しては、MIDIAさんのこちらこちらのページが分かりやすいので、関心のある方はどうぞごらんくださいませ。

一番の問題はFAXだぁ!

 新しく買ったMacには、FAXstfのOS X版がバンドルされておりまして、一応FAXの送受信は出来るのですが、その使い勝手が、OS 9のFAXstfと比べるとえらく悪いのですねぇ。まず、受信したFAXへの書き込みができない!OS 9 版では、簡単なグラフィックソフトみたいなツールが用意されていて、ペンで書き込んだり、テキストを入力したり出来たのですが、OS X 版では単なるビュアー機能しかありません。
 うちの仕事の場合、ほとんどがFAXの受信から始まり、それがそのまま発注表代わりになったり、"TO DO リスト"代わりになったりしていました。受信したFAXを画面で見ながら電話で打ち合わせをして、納期や演出の情報などをどんどん書き込んでメモしてゆく、という仕事のスタイルを永い事とっていますので、これは不便でなりません。
 受信したFAX書類を汎用のグラフィックフォーマットででも書き出せれば、まだ、他のグラフィックアプリを立ち上げてやる、って手もありますが、書き出し機能もなければ、FAX画像のコピー&ペーストの機能すらありません。これではお手上げで〜す。(;_;)

アップルワークスのマクロ

 うちの計理関係書類は、クラリスワークスのデータベース環境で作りはじめました(Ver1の頃だったなぁ〜)。で、ご存じの通りクラリス社は無くなり、アップルワークスとして生まれ変わりまして、このアップルワークスは当然OS X でもネイティブで動くし、クラリスワークスの書類も開けるわけなんですが、マクロ機能は無くなっちゃってるんですねぇ。クラリスワークス時代に、結構このマクロを多用して便利に使っているので、これは痛いです。
 ただ、クラシック環境でクラリスワークスv4を立ち上げてみた所、マクロも含めなんの問題もなく完璧に動くみたいです。ん〜偉いぞ!クラリスワークス!。しかもOS 9で起動したときよりも、OS Xのクラシックの方が早いみたいな・・・(‥;)。ちょっぴり複雑な心境でありますが、これはクラッシックで良しとしましょう!実は、OS 9 環境でも未だ、アップルワークスではなく、クラリスワークスの方を使っています。
 ホントは、いずれはファイルメーカープロあたりで、全面的に作り直したい所ですけどね。

ディスクのカタログ

 前の方の記事でも少し触れましたが、うちでは全ての仕事のデータを外部ディスク(MO&CD-R)に保存しております。そして、それらのデータを引っ張り出してきて改定してゆく仕事が結構あります。
 すなはち、外部ディスクのデータを素早く検索して探し出す機能が必要なわけでして、そのために大活躍してくれているシェアウェアのアプリケーションが"Disk Folder"であります。
 OS 9 環境では、デスクトップに置いたDisk Foderのエイリアスのアイコンに、MOのボリュームをドラッグするだけで、そのボリュームのカタログを作り、ディスクのイジェクトまで自動でやってくれます。検索機能も必要十分で、文句のつけ様の無いソフトウェアで、とても助かっているのですが、リンクをたどっていただければお分かりの様に、1998年以来、バージョンアップが止まっております。OS X版の登場は望めない状況に思われます。クラシック環境で動かないかも試してみましたが、駄目でした。

 で、似たような機能を持つ OS X ネイティブなユーティリティをネットで探してみました。

AutoCat DiskFolder同様にディスクのイジェクトまでやってはくれるのですが、これはファイルのエイリアスを溜め込むだけで、検索はFider等でやらねばならなく、ちょっと不便。

DiskCatalogMaker これは登録するファイルを開いておいてそのウインドウにボリュームをドラッグすることでカタログをとってくれるんだけど、ディスクのイジェクトまではしてくれないし、Disk Folderに比べるとふた手間ほど増えちゃいますねぇ。検索機能はついているんだけど、結果の表示方法がDisk Folderに比べるとちょっとイマイチ。

 ってなわけで、この手のユーティリティソフトで、良いものが無いか物色中であります。

シンクロナイズ&バックアップユーティリティ

 お仕事でパソコンを使うには、日々のバックアップは欠かせません。現在使っているのは"TS-Backupper"というシェアウェアソフトです。いろいろなバックアップの設定を好きな所に保存しておけて、それをダブルクリックするだけで自動でバックアップが始まりQUITまでしてくれるので、とても気に入っているソフトなんですが、これも残念ながらOS X版が出ていません。この手のソフトはいろいろあるようですので、探せばかわりが見つかるかもしれませんが、バージョンアップ版が出ないかなぁ〜・・・と、様子見の状態です。

プリンタ

 いや、確かに古いプリンターなんですけどね。一応まだ現行機種扱いだし、ネットワークで使えて複数の用紙カセットが使えて、なんてプリンター他にまだ無いでしょ?なのにOS X 非対応を決定しちゃうなんて>EPSONさん!ヒドイワヒドイワ。そう、うちのプリンターはPM-5000c。
 クラシックからは使えるんですけどねぇ。メーカーがそう決めちゃった以上、プリンタは買い替えるしかないようです。まだまだバリバリ使えるんだけどなぁ〜 PM-5000c。

ー結論ー

 と、いろいろとOS X に移行できない理由を並べてきましたが、FAX以外は工夫次第では何とかなりそうな気もするんですよねぇ。とはいっても OS X 用のFAXソフトって FAXstf以外には無いのが現実。これが一番のネックです。プリンタは安いの買えばいいしねぇ。

 しかし、DUAL CPU + OS X のパフォーマンスは、やっぱり魅力的ですなぁ。

2003.01.19

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