DTV環境も共存させちゃいましたぁ〜

 ここのコーナーとはちょっと違う内容になるかなぁ・・と思いつつも独立させるほどのボリュームにもなりそうもないし、LOGICネタも最近あんまりないし・・・ってなわけで、DTV(デスクトップビデオ)の話も少々やっちゃいま〜す。

実はビデオ編集はけっこうやっていた!?

 adbeのAfterEffectsはかなり前から趣味でチョコチョコといじっていて、遊びでこんなのこんなのを作ったりしていたので、ある意味ではDTVはやっているといえばやっていたんだけど、AfterEffectsってDTVっていうよりはやっぱりグラフィックソフトの延長線上ですよね。だいたい、私、ビデオカメラ持ってないし、AfterEffectsもPM7500時代からなのでフルサイズフルモーションのものなんて作ってなかったし、「ビデオも作ってま〜す」とは、なんか胸張って言えない感じでしたのよ。
  ※「こんなの」を見るにはQuickTime Ver.5以上が必要で〜す

ーちょっと脱線その1ー

 AfterEffects歴は実はLOGICよりも先でして、知ってる人は分かると思うけど、AfterEffectsでの、プロジェクトウインドウに素材を登録してコンポジションウインドウでシーケンスを作ってゆく、という作業の流れって、LOGICのオーディオウインドウとアレンジウインドウの関係にとても似ているのですよね。先にAfterEffectsに慣れていたってのも、LOGICにすんなり馴染めた原因の一つになっていたとも思います。

ーちょっと脱線その2ー

 3Dもこれまた、「やってま〜す」とは、おおっぴらには言ってないけど、愛用ソフトはなんと今は亡き"Infini-D"だったりします。アニメーション機能はなかなかで、今でも時々使ってるんだけど、古いソフトのせいかレンダリングがG4-400でもかなり遅いのよねぇ。そろそろ何か別のソフトに乗り換えなきゃとは思っているんだけど、体が慣れちゃってるんで、なかなかねぇ。前のページで紹介したカウント用Movieの別バージョンでこんなのを作ったりしています。

そしていよいよノンリニアビデオ編集の導入!

 さてさて、そういった下地がある上で、ちょっとしたプロジェクトを立ち上げることになりまして、 DVベースでのノンリニア編集環境を整えることになったのですが、仕事としてちゃんと成立するかどうかまだ不確定要素が多いので、とりあえず今仕事で使ってるマシンに共存させることにせざるを得なくなりました。(大丈夫かなぁ〜ともおもいつつ・・・)

 ソフトは当然Mac信者の私は迷わず"FinalCutPro"!で決まりすねぇ。で、そのプロジェクトでパイロット版の制作などが始まったのですが、DVのカット編集に関してはとても快適・・・って今時はそりゃiMovieでも大丈夫なんだからあたりまえですねぇ。問題はエフェクトやグラフィックとの合成、モーショングラフィック系の処理におけるプレビューの遅さです。いちいちホンチャンのレンダリングがかかりますので、とにかく待ち時間がかかるのですよ。ん〜G4-400って今となっては決して速いマシンではないですからねぇ。出がAfterEffectsの私なものですから、どうしても知らず知らずのうちにモーションつけたりレイヤーが多くなったり、という編集が多くなってしまうのも原因なんですけどね。

そしてRT-Mac導入しちゃいました

 で、広告につられて買ってしまいました。RT-Mac!これはFinalCutPro専用のビデオカードで、いくつかのエフェクトや合成がリアルタイム処理出来るようになるってのがウリのやつです。名前がずるいよねぇ。いかにもリアルタイムでバシバシ編集できそうじゃないですか?3レイヤー(うち2グラフィックレイヤー込み)までレンダリング不要ってな宣伝文句につられて「こいつさえあればなぁ〜」と夢膨らまして購入しちゃいましたよ。で、確かに快適になった部分もあるんだけど、ん〜期待し過ぎたせいか、というか値段の割りには、というか、以下愚痴で〜す。

愚痴その1

 720×480までの静止画しかリアルタイムにならないじゃん!大きいサイズの静止画にモーションつけてズームとかパンさせるときには役に立ちましぇ〜ん。(×_×;)

愚痴その2

 うちの環境が変なのか、シーケンスをネスト化すると再レンダリングが必要になるぞー!

愚痴その3

 これはホントにうちの環境だけだけど、このコーナーでさんざん騒いだ挙げ句やっと導入したDH-MAXと当たって共存できないじゃん!RTMac自体、一種のビデオカードでして、しかもこいつもNTSCアナログ出力とセカンドモニター用のVGA出力を持ってる。DH-MAXとあわせると、ある種4モニター環境みたいな状況になっちまうんで当たって当然と言えば当然だけど・・・・(×_×;)

 結局今はDH-MAXをはずし純正のAGPカードを入れそれにダウンコンバーターをかまして仕事用のNTSC出力、RT-MacのVGA出力をメインモニター用の出力、RT-MacのNTSC出力がFinalCutPro用の出力、と言う構成にしています。でもこのRT-MacのVGA出力はあんまり性能良くないのよねぇ。1280×1024だと32000色しか出ないし、スピードもイマイチ。RT-MacのNTSC出力もちょっとフリッカーが強くてほんとに確認用って感じだし、値段を考えるとちょっと愚痴りたくなりますねぇ。

 でも、まぁ仕事環境と共存できただけでもラッキーと思うべきなのかもしれないけどねぇ。

愚痴その4

 FinalCutProのVer3が発表になったんだけど、アラ!G4リアルタイムとか言って、ソフトだけである程度リアルタイムできるようになってるじゃん!オイオイ!RT-Macの存在意義って、アナログキャプチャー機能以外なくなっちゃうじゃないのよぉー!(G4-500以上って制限付だけどね)

ー結論ー

 で、このプロジェクトが将来的に仕事として成立するようなら、速いマシンを買うのが一番ってことですね。今のQuickSilverのモデルだと、最初っからTWIN VIEWのビデオカードをBTO出来るし、DH-MAXもRT-Macもいらなくなっちゃうのよねぇ〜。あ〜ぁ、また毎度の"無駄な買い物報告"になっちゃいましたねぇ。とはいってもまだ新しいマシンを買う余裕は無いので(今のマシンの減価償却もまだまだだし)しばらくは今の環境でDTM&DTVの共存を続けるつもりであります。

 どうしてこう私って、買い物のタイミングが悪いのかねぇ〜、トホホ。

2002.12.28

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