DH-MAX やっと入手!

 ProMaxのビデオカードがやっと発売に!  

 前ページでお話ししていたデュアルヘッドのAGP用ディスプレイカードですが、いや〜、相次ぐ発売延期で、この年末になってやっとこさ手にする事が出来ました。おかげでこのコーナーの更新も半年振り・・・と言うのは単なる言い訳です・・・ハイ。(・・;)

 さっそく仕事納めを終え取り付けたのですが、さんざん待たせたクセに、ドライバがまだ未完成の状態でして
 ・QuickTimeのアクセラレーションがナシ
 ・OpenGLのアクセラレーションがナシ
 ・NTSCへの出力がナシ
 ・DVDの再生がアウト
という状態。(ーー;)
とりあえず、動くだけは動きます〜ってな状態ですなコリャ。Mac用のドライバの開発って大変なのかなぁ〜。

 将来的にはドライバが出来次第ホームページよりダウンロード出来ますって事になっておりますが、”QuickTimeのアクセラレーションナシ”ってのはちょっとキツイですねぇ。製品に付いてきた「重要」のペラ紙には、「アップルフィナルカットプロ、あるいはアドビプレミアでビデオ編集をしている場合には、ビュアーウインドウの大きさを小さくしておいて下さい。」という注意書きもしっかり有りまして、これは当然LogicAudioでのQuickTime Movieの表示でも同じ事と想像されます。
 それでもまぁ、PCIスロットが一つ空いて、なんとなくスッキリした気分にはなりましたし、発売延期の間にいつの間にか「CUBEにも対応!」ってな売り文句も付いたりして、まぁ、それなりに意義の有るビデオカードではないかと思います。

 で、どうなの?

 で、肝心のパフォーマンスの方はどうなのか?というと、まぁまぁ、そこそこ、これでドライバが本来の機能を提供できれば、なかなかいいんじゃ無いでしょうか。
 半年ぶりに今までの環境をおさらいしておくと・・

本来のAGP出力

セカンドモニターで、駄ダウンコンバーターを経由してNTSC出力、Movieなどの表示用

PCIに増設したビデオカード

メインモニター


でしたが、現在はDH-MAXによりAGPバス一本で2モニター出力、一方をダウンコバーターを通してNTSC出力、となっています。

 NTSCの出力側は、まぁ体感上は変わり無いかなぁ〜、って感じですが、PCIの出力だったメインモニター側は、かなり改善が見られました。Movieはどちらのモニターで動かしても、パフォーマンス的には差が無い感じです。(あたりまえか?)

 そもそも、このデュアルヘッドのディスプレーカードを待望していた理由は「AGP MacでPCIにビデオカードを増設してデュアルディスプレー環境にすると大規模作業時にPCIがビジーになり、ハングする場合が有る」という問題があったからなのですが、実は・・・・Logic Audioがver.4.5に上がったら、ある程度改善されっちゃっていたのですよぉ。きっとAudioWerk8(PCIサウンドカード)のドライバになんらかの改善があったと思われます。Read me ファイル等には特に記述は無いのですが、なんかAudioWerk8もしくはLogicAudioの、CPUもしくはPCIバスへの占有率が下がったのか、バックグラウンドに優しくなったような印象が有ります。つー訳で、実はこのビデオカードを待たずとも、けっこう快適な環境に、すでになっていたのでありました。あ〜、また無駄な買い物かぁ〜?(^_^;)

なんでそんなに2モニター?

 どうしてそんなに2モニター環境にこだわらなけらばならないかというと、うちの仕事の大半を占めるナレーションの録音作業というのがあります。私一人の作業ならば、モニター一つでも良いのですが、CMの制作においてはナレーターさんとの、緊密な作業と言うのもとても大切なのであります。というわけで、ナレーションブースへ各種情報を提供するために、うちでは2モニター環境が必要と言うわけです。
 そこで今回は、うちのモニターのスクリーンショットを公開いたしましょう。
メンモニター
セカンドモニター

 メインモニターが私が作業するためのモニター、セカンドモニターがナレーションブースに表示されるモニターで、こちらにはSMPTEタイムやトランスポートの状況、さらに秒数を示すQuickTime Movie等が表示されており、これらの情報を見ながら、ナレーターさんがナレーションを入れてくれます。それぞれ画像をクリックすると拡大表示が見れますが、これはうちのCM用の初期設定ひな型ファイルで、ポイントはテンポが60、拍子が1/4に設定してある所でしょうか。こうしておくと、1小節=1秒で、秒数の管理が楽です。

 

 上が秒数を示すMovieです(自作)。映像がまだ無い、もしくは手に入らない状態の時は、これを表示していますが、映像が手に入った時はそちらを表示させMAを行います。15”20”30”の所が強調した表示になっている所が、いかにもCM用って感じでしょ。(^^ゞ

 

 つーわけで、その後のG4はかなり快適な状態で活躍しておりました。プラグインエフェクトでも、パフォーマンスの不足を感じる事はほとんど無いですし、ATA66のハードディスクもそこそこ速いし、LogicAudio+AudioWerkでのHDRではG4はと〜ってもいいマシンですねぇ。(^○^)

00.12.28

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